シーク・アンド・デストロイ - ジェフ・ゴールドスミス日記

『半熟卵（76kcal）』と『はんぺんのすまし汁（28kcal）』である。

『はんぺんのすまし汁』は本来、料理本の中では『はんぺんとみつばのすまし汁』となっていたが、みつばは買ってきてもあまり他に使いそうもないし、ほうれん草とにらが余っていたのでそれをブチ込んだ。ほうれんそうとにらをどっちも入れるってあんまし聞かないけど。

はんぺんは1/4枚使い、だしと醤油、塩で味を付け、熱するだけ。

そして半熟卵だ。こちらは室温に戻しておいた卵を、塩を入れた湯に入れ茹でる。一度沸騰したら巧みな火力のコントロールで半熟になるよう、さらに茹でる。そんでもって食べるときに塩を少々振るだけなので、記事にするほどでもないのだが、何故これを作ったかというと、映画『ルパン三世カリオストロの城』の中で、悪役カリオストロ伯爵が朝食をとるシーンで、スプーンで優雅に卵を喰らっていたのをやってみたくなったからである。

卵は難なく用意できたが、よく考えたらあの、卵を立てる食器…エッグスタンドっつうの？アレがなかった。当たり前だ。卵を立てるだけのためににわざわざ持ってねえよ！

「家の中に何か近い形のものないかな～」とか思って考えたら、仏壇にご飯をお供えする小さい器があることに気付いた。しかし、さすがにそんなもんを使うのはやめた。

今年の夏は異常だ。もう9月だというのに、纏わりつくような熱風が…僕の頬を…撫でていた。