ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

マギーズ・ファーム野茂

佐藤千亜妃 / SickSickSickSick (2018)

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うわあなんだこれすげーいいな!

まりんがプロデュースしてんのか。特にさー、MV作った『Summer Gate』の、東京感がすごい。MVを渋谷で撮ってるからそりゃそう東京なんだけど。でもMV観る前からすげー東京感と思ったんだよ。音作ってる時点でまりんがそれを意識してんのかは知らないけど。佐藤千亜妃が渋谷の街をふらふらしてる(あと、走ったり)画だけで、音の質感とマッチングが凄くて説得力あるな。そういえば、きのこ帝国の方でも街を歩いてるMVあったよね。

「夏は暑いなー今夜も暑い」って思ってるときにこれ投下されたら最高だけど、良く考えたら、映像だと匂いは伝わらないから…なんで渋谷ってあんな臭いんだよ!ライヴ行く以外はほとんど寄り付かないけど、O-WEST行く度に思うんだよ渋谷臭い。下水の臭い?人もゴミを多いから?あとたぶん、超たくさんある飲食店の換気扇から出る匂い、中華からカレーから、ステーキからハンバーガーから、店ごと各ジャンルの匂いが外で混ざっちゃって、それがデカいと思うんだけど。あああああああーーーーーーーーーだから、ライヴ観る前って、どうしても渋谷に入ってから飯食って会場に向かうんだけど、冷静に考えるとこれやにやってんだかなーとか思うんだよなあ。

 

 

 

 

 

 

 

SickSickSickSick

SickSickSickSick

 

 

マギーズ・ファーム野茂

The Rolling Stones / From The Vault: No Security - San Jose 1999 (2018)

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あーーーーーーーーーーーーそうかこれって、昔出たライヴ・アルバム『No Security』の別ヴァージョンじゃなくて、『No Security』を出して、そこから回ったツアーのやつか。それのサンノゼ公演てか。

『No Security』って、鉄板曲をあえて外した内容で、けっこう好きなんだよね。こっちのアルバムは、1公演の流れを再現してるので、鉄板曲がガンガン入ってる。

『黒く塗れ!』の後にメンバー紹介で、ボビー・キーズが紹介されてんだよね。それ聞くと、新譜だけど最近の録音じゃないんだよなーって、ギクっとするね…

 これフィジカルでは映像ソフトがメインでそれに音源が付いてるって感じなのか。

 

 

 

 

マギーズ・ファーム野茂

The Willard / Daybreak At The Lyceum (2018)

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…と、いうわけで、こないだのライヴで売り出された新しいEP。昨年末のライヴ『Sabrina / Swingin’ Shanghai』が売り切れちゃったもんで、それのヴァージョン違いであらためて全国流通になった。って、なんで俺が説明してんだ。

元ヴァージョンで両A面扱いではあるけど、曲順としては2曲目だった『Swingin’ Shanghai』は、サイレンみたいなSEと、新しいイントロ部分が加えられて、1曲目っぽくお色直しされてた。

『Sabrina』はMIXが違ってて、ぱっと聴き、ヴォーカルにかかるエコーが違う。と、思う。たぶん。

3曲目に追加されたカヴァーの『Alone Again Or』は俺、LOVEの2枚組アンソロジーで聴いてて、それのリリース年からすると1995年か96年かな?それが2018年のウイラードと繋がるとは。原曲は歌も演奏も、ふわっとした揺らぎがあって、それはLOVEの特色だしフラワー・ムーヴメント辺りの空気と思うんだけど。ウイラードは元のフォーキーな感じは生かしつつ、フラメンコなところはもっと押して、あと現代のエッジを立ててカヴァーしてた。

「CDが入場者に行き渡らなかった」ってのは極めて事務的かつ現実的な世界の話で、でもそこから怪我の功名っつったらアレだけど、曲順とミックス、アレンジを変えてカヴァーを加え、もう一つ物語というか世界観を構築するって、なんか凄いな。

マギーズ・ファーム野茂

2018/07/21The Willard / “Daybreak At The Lyceum”@渋谷 TSUTAYA O-WEST

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…と、いうわけでウイラードのライヴ観てきた!

今回は、音源は完成、発売しつつも昨年末のライヴでは生演奏がお預けになってたシングル、『Sabrina / Swingin’ Shanghai』が東京初披露ってことで…あああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーで、その年末ライヴでなんとCDが売り切れちゃって買えなかった来場者もいたってことで、曲順とMIXを変えて、(アーサー・リーのバンドの)ラヴのカヴァーも加え、あらためて全国流通で出すっていう、文字にすると説明が長くなる事態になったので、その新たなシングル『Daybreak At The Lyceum』も開演前に買ったんだけど…

あれ何の話だっけ?

そう、予想してた通り、東京では初めて演奏される『Sabrina』で始まったのね。で、音源聴いたときから「これってスライド・ギターとフィンガリングが混在してて、ライヴでどう再現すんの?」っとかずっと疑問で、内藤幸也氏は1曲目だけテレキャスじゃなくて、オープン・チューニングの箱ものギターを構えたわけね。俺ギターの機種はまったく分かんない人なんだけど、とりあえず箱もの。そしたら、イントロから歌バックはスライドで、ギター・ソロはそのままスライド・バーは指にはめたまま、他の指で弾いてたよ!ウイラードのギターって大変だな…

早めに『Outlaw』が登場して以外だったり、『Pandora’s』が結構久しぶりかとか思いつつ、アルバム『Romancer』の世界観と、そこには収まり切らなかった物語の『Sabrina』、カップリング『Swingin’ Shanghai』、カヴァーの『Alone Again Or』も含めた、今の空気が支配したライヴだった。

 

 

 

 

マギーズ・ファーム野茂

Lenny Kravitz / It's Enough  (2018)

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知らん間にリリースされてたけど、『Low』よか前?いや後だよな。たぶん。だってなかったもん。

ロック・チューンじゃなくて、淡々とクールなファンクね。で、8分弱もあんのか!MVがけっこう衝撃的な報道映像を沢山使ってて、歌詞もそんな感じで今の時代を踏まえたメッセージ性の強いやつだった。

 

 

 

 

 

Raise Vibration

Raise Vibration

 

 

 

マギーズ・ファーム野茂

あいみょん / マリーゴールド (2018)

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あいみょん”って名前がかなり2010年代っぽいし、女性シンガー・ソング・ライターって俺ほとんど聴かないからなーって、まあ縁遠い人かなーって、まったく聴いてなかったんだけど、このシングルすげーいいな!!!なんだこりゃ!こういったのをパッと聴けるってストリーミング時代最高だな!CDだと買ってまでして聴かなかったかもだもんね。

名前からして奇抜というかエキセントリックな歌の人かと思ってたら、なんかすげーのどごし!フォーキーな…って、アコギ弾いて出てきた人だから当たり前か。オーソドックスっちゃあオーソドックスな。けっこう、曲によっては突如としてエグイ表現が散りばめられてるようだけど。

んで、平成も終わらんとしているこの時代にびっくりしたのは、すげーいいメロディーと感動したサビのコード進行が、

でぃ~♩

えぇ~♩

びぃ~まいなぁ~♩

えぇ~♩

じぃ~♩

えふしゃーぷまいな~♩

びぃ~まいなぁ~♩

って、もうまったく奇をてらってないシンプルな、もっと言えばポップ・ミュージック史の中で先に何人が使ったか分かんないくらいにオーソドックスなやつで、それがすげーいいんだよなー。そんな、よくあるっちゃあるようなコード進行だからエヴァーグリーン感があるのか。ボブ・ディランの『天国への扉』だって3コードだしね。