ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

マギーズ・ファーム野茂

The Willard / “Sabrina / Swingin’ Shanghai”(2017)

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…と、いうわけでウイラードのライヴ会場で販売した新しいシングル。

両A面的な打ち出しになってて『Sabrina』の方は、オープン・チューニングのスライド・ギターがクソかっけえな!まだ演奏する準備が出来ていないらしく、先日のライヴで(2曲とも)披露されなかったわけだが、生演奏だとスライドとフィンガリングの切り替えってギター1人で出来んのかな?音源を聴いてる限り切り替えられるようなブレイクがない。っつうか、スライドの方はオープンだからチューニングが違うか。スライドといえば、昔の『Reptile House Blues』はスライド使ってて、ライヴでもやってたな。これはどうなるんだろう?

 

続く、銅鑼の音で始まる『Swingin’ Shanghai』は、上海が舞台とあって、中国とカントリー・ミュージックの合体みたいな、今までにない曲調だった。チャイナ・テイストってなかったよね?天安門事件に触発された『Chinese Trick』は、中国がテーマだけど曲調はまったく関係なかったし。で、『Swingin’ Shanghai』で鳴ってるのはフィドルで、二胡は入ってない。でもそれっぽいリフで、チャイナ感を演出してる。アルバム『Romancer』って、ロンドンだったり、ラスベガス・ストリップだったり、実際の地名が出てきて、地名がなくてもオーロラが見えるのは北欧のどこら辺かなとか、そんなアルバムだったので、この曲は同時期に構想されながらもコンセプト上、収録はされなかったけど、シングルで日の目を見て、アルバムの世界観を旅する中、もう一つのストーリーとして楽しめる感じがするなあ。ネオンきらめくラスベガス・ストリップをキャデラックで流すのと、戦前の上海だから、時代は違うんだけどね。