ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

フー・ウィー・アー

初めての伊勢神宮参拝、外宮のお参りを終えた私は、バスに乗って内宮へとやってきた。とうとう、天照大御神のいる地に来てしまった。外宮より長い500年分の重みが、私の肩に圧し掛かる。バスを降り、宇治橋を見るとすでに先ほどと比べ物にならない人手。無事に参りすることができるのだろうか。

 

宇治橋を渡って内宮へ入る前に、おはらい町通りの食事処で昼食をとった。かきの定食を食らう。

食事を済ませて外に出ると、通りの混雑振りがもうなんだか大変なことになっていた。この人数の中に入って本当にお参り出来るのだろうか?

べらぼうめな人数を見ると不安になるが、案じていても仕方がない。私は大きく息を吸って肺に空気を溜め、息を止めて大鳥居をくぐった。いよいよ神域に入る。

 

とうとう対面してしまった御正宮。石段を登って中央からお参りするのには1時間以上かかるとのことで、右側の流れに乗ってお参りした。江戸時代には、江戸から片道15日間かけて参った伊勢神宮、私は2日目の午後に参ることが出来た。年に何箇所も初詣をする私にとっても、特別な経験となった。

神札授与所では、近隣の大学生が多数動員されているようだった。ここまで来てせこいことを言うべきでないが、伊勢神宮の御守りはお高いのである。一番安くて小さいのを買おうとしたら、それは御守りの中身で、袋を買ってそれに入れないといけないとのことだった。がーーーーん。

~つづく~