ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ラッシュ・ミー・トゥ・ザ・ホィール

伊勢神宮参拝おはらい通り、おかげ横丁の散策を終えた私はバスで伊勢市駅に戻り、快速みえに乗って名古屋へと向かった。

快速みえの車窓からは、鈴鹿サーキットが見えた。いいんだよね?これ鈴鹿サーキットだよね?

四日市工業地帯の煙突はモクモクとしていた。

快速みえで名古屋まで行き、名古屋から東海道線で今日の宿がある浜松まで、頑張って行った。頑張るといっても自分は席に座ってるだけなんだけど。名古屋-浜松間は日も暮れて車窓の風景もないし、とくに面白いエピソードもなく粛々と行程を消化したわけである。

夏の旅では、帰りがけに寄ってジオラマファクトリーを見学した浜松だが、今回は一泊するだけの中継地点とした。夕食どきの到着なので、「せめて名物のうなぎだけでも」と思って、駅周辺を徘徊した。うなぎうなぎと思うだけならタダだが実際に食うとなるとうなぎは高い。店の前に出ているうな丼のサンプルを物欲しげにじーーーーーッと見ただけで、結局は安価な定食屋でしょうが焼き定食を食った。

夕食後、浜松駅前のホテルにチェックイン。名古屋で泊まった2,500円から1,000円アップ、一泊3,500円のホテルである。1,000円高いだけでもうここはドバイか天国かってくらいの超快適ホテルだった。トイレも風呂も部屋にある!部屋着もあるしベッドから掛け布団がはみ出してない!枕元には携帯電話の充電器まである!3,500円でここまで感動できるんだから安くていい人生である。

翌朝、5時半に起きてホテル前のすき家に行くと、なんとそんな時間に超満員でドびっくりした。客は漏れなく若い男女で、キャバ嬢みたいな女性と、EXILEを薄めたみたいな男性が店内を占拠していた。おそらく全員大学生だろう。待っても席が空きそうにないので、牛丼をテイクアウトしてホテルで食った。嗚呼!朝定食が食いたかったのに!そういえば、名古屋でも、朝食をとるためにすき家へ行こうと歩いていたら、通りがかったデニーズが満員で驚いたんだった。

そんな、若人で満員のすき家が最後の思い出になった冬の青春18きっぷの旅。いやあキツかった。キツいといっても、この2泊3日はそうでもない。切符の5回分を消化するこの一ヶ月が大変だったのだ。去年も買ったしという、なんとなく続けないと気持ち悪いという動機で18きっぷを買ってしまったら、なんだかスケジュールがキチキチで、休みの度にお出かみたいな、どうも遊びでヒーヒーいってる情けない状況になってしまった。18きっぷが5回と、12月にはウイラードプリプリのライヴがあったので、それを入れると師走と正月はもうホントにぱっつんぱっつん。べつに毎冬と夏に、絶対18きっぷの旅をしなくてはいけないという法律もないのだ。1回お休みして春の18きっぷにスライドしてもよかったかな。ちょっとそこらへん、向き合い方を考えないと。まあ貧乏旅行はやりたいけど。

名古屋も伊勢も良かった。名古屋城に行けなかったし、大須もまだまだ見所を網羅していないので、いつかリベンジしたい。午前午後と費やして頑張った伊勢も、夫婦岩などまだまだスポットがある。日本は私の知らないこと、見ていないことだらけだ。もっともっと見て、それをなるべくくだらない表現でアウトプットしていきたいなあ。と、決意を残して今回の旅は終わりとするデアル。