ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ア・パッセージ・トゥ・バンコック

iPS細胞からインスリン分泌組織 糖尿病治療に期待

iPS細胞 (人工多能性幹細胞)から、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵島(すいとう)という組織を作ることに、東京大の宮島篤教授らのチームがマウスで成功した。これまでインスリンを出す細胞自体はできていたが、ほかの細胞とともに立体構造になった膵島づくりに成功した例はなかったという。人の糖尿病治療につながると期待されている。

こういった話題は、今までも何度か目にしている。また一歩、前進したようだ。

といってもまだ、実用化に至るまでは様々なハードルがあるので、自分が生きている間に、その恩恵にあずかることがあれば儲けものぐらいの気持ちで思っているが、今回はタイミング的に思うところがあったのでちょいとこの記事を拾ってみた。

思うところというのは食に関することなんだが、え~っと、どこから説明しましょうかね。

私が入院中、その後も病院から受けている食事の指導は、多くの糖尿病患者がそうであるように食品交換表を基にした食事制限である。

“食事制限”といっても、退院時から指示量は増えていき、もっと太るために今では1日あたり2000kcalとなっているので食べる量的にはとくに不満はない。

ただ、方針として間食NGなのだ。インスリンは毎食前の3回のみ。デザート食べたいときは三食の中に組み込んでネ!といった感じ。

元々、食に関して執着がない。というか、子供の頃から大人に食が細いことに対して言及されたり、親戚と食事するときなど「もっと食えもっと食え!」と言われたりするのが嫌だったくらいで、おやつも、あれば食うけどなければないでもいいって感じだったが、一切食べられないと思うと…食べたい!

そこでカーボカウントを駆使してお菓子を食べてみることにしたのである。

カーボカウントっていうのは…知らない人は調べてネ。

カーボカウントについてネットでいろいろ調べるにつけ、食品交換表による指導は21世紀のきょうび、理にかなっていない部分が多々あることも分かってきた。なので、これからは部分的にだがカーボカウントも導入していこうと思う。食事量の指示は基本的に病院の方針に従っているが、炭水化物量に直目するようになってから、とくに外食で何を食ったらいいか分からなくて途方に暮れることが減ってきたと思う。

で、最初に食うお菓子は何が良いかと、スーパーの中で不審者に思われるくらいウロウロして散々迷った末、ブルボンの“エルフィーユ”を入手したのであった。

その日の午後、いよいよ約一年ぶりのおやつを決行。

パッケージに書いてある成分表の炭水化物量から、必要と思われるインスリンの量を割り出し、投与。

そして、エルフィーユを、「パクッ」っと…美味ぇ。カロリーゼロの甘味料にはない、悪魔の美味さだぜ。

血糖値は食前、食後30分、1時間、1時間30分と計測。低血糖気味になったが初めてなのでこんなもんだろう。とりあえず食べることが出来た。

ただ…

血糖値測定に使うチップは1回ごとの使い切り。単価は120円。それを4個使ったから、480円。エルフィーユの購入価格は158円。8個入りの半分、4個を食べたので金額にすると79円。

79円分のお菓子を食うのに480円分もの機器を使ってしまった。

何をやっているんだ俺は…

そこで、最初に引用したニュース記事に戻るワケだが…

こんなこと考えずにお菓子ぐらい食いたいので、早く細胞再生医療が確立しないかなーーーーー!

というお話でした。

おしまい。

ブルボン エルフィーユ6個×10個入(1ケース納品)ブルボン エルフィーユ6個×10個入(1ケース納品)

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