ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

マギーズ・アファーム野茂

U2 / You’re The Best Thing About Me (2017)

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なんか知らぬ間にU2が新曲出してんだけど。

 

Aメロが、2000年代に出てきた超ドライなU2…ていうかエッジのギター・サウンドで、サビになると80年代からある空間系なサウンドになる曲だった。

 合わせて、アコースティック・ヴァージョンとカイゴによるリミックスも出てた。カイゴって誰?と思ったらEDMの人だった。そういえば皆EDM、EDMって言うけど何?と思ったら、エレクトロ・ダンス・ミュージック…ってそれってフツーにエレクトロなダンス・ミュージックって、踊れる電子音楽は全部そうなんじゃ?と思ったら、2010年代に出てきたスタイルがそれで、でもダンス系イベントなんて暗い人間一人もいなさそうだから俺にはまったく関係ないや…

 

 

 

You’re The Best Thing About Me (Acoustic Version)

You’re The Best Thing About Me (Acoustic Version)

 

 

Subjective Late Show

オトトキ@TOHOシネマズ 流山おおたかの森

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…と、いうわけでTHE YELLOW MONKEYの映画『オトトキ』をレイトショーで観た!

仕事終わって家以外へと向かうってフツーないよな!ドラマとかで会社帰りにどこか店に集まって何やらやってるのって絶対嘘だろ!家にまっすぐ帰れよ!

で、イエモンの映画は朝と夜の2回しか上映時間がなかったので、レイトショーで観た。

まさしくドキュメンタリーって感じの映画だったなあ。起承転結筋道立てて、最後に感動のピーク、泣かせどころを作るなら、昔のヒストリーをまとめて、再集結の準備期間を追って、再集結ライヴ初日の代々木、1曲目『プライマル。』で締めれば出来ちゃうんだよね。客席みんな泣いてるし。会場に入れなくて外の大型スクリーン観てる人も泣いてるし。実際あそこが一番グッとくる。でもこの映画はリアルなドキュメンタリーの方をとってる。一番泣ける場面はもう最初に来ちゃって、そこから50代バンドのリアルな姿をね、捉えてんのね。

ファン歓喜のツアー中に菊池兄弟の父ちゃんが死んじゃうし、ロビンが風邪ひいたり(だよね?あの場面)、スケジュールの段取りが悪い場面があったり。さらに年越しフェスのCOUNTDOWN JAPANでロビンの声が潰れて歌唱不能になって。尺の中ではこれがけっこうハイライトだったりして。

 なのでリアルに寄ってるので、作為的なストーリーがないのを埋めるように、随所に挟み込まれるのがイエモンの原点である渋谷ラママでの無観客ライヴ。ラストの『Romantist Taste』をやってるロビン、エマ、ヒーセ、アニーの表情がこの映画の見事な着地点だった。

デヴィッド・ボウイのプロデューサーであり、イエモンの『プライマル。』も手掛けた73歳のトニー・ヴィスコンティ先生も「彼らはまだ若い」つってたから、この先長く続くリアルなロック・バンドとして、頑張りましょうってことですかな。

 

 

マギーズ・アファーム野茂

オトトキ@TOHOシネマズ 流山おおたかの森

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THE YELLOW MONKEYの映画『オトトキ』をレイトショーで観た!…今日はもう寝る。だってレイトショーだったから。

 

 

 

 

チョコクロワッサン日記

『3055』が閉鎖しちゃったので、書いた記事をサルベージするよ。

 

入稿 2014/06/27

 

Led ZeppelinLed Zeppelin (1969)

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1. Good times bad times
2. Babe I'm gonna leave you
3. You shook me
4. Dazed and confused
5. Your time is gonna come
6. Black mountain side
7. Communication breakdown
8. I can't quit you baby
9. How many more times

 

ヤードバーズでの活動が終焉を迎えようとする頃、ジミー・ペイジはバンドを維持しようと人材探しに奔走した。何人かの有力ミュージシャンに断られつつ、最終的に集まったロバート・プラントジョン・ポール・ジョーンズジョン・ボーナムといった破格の才能が集まった。レッド・ツェッペリンは1969年、このアルバムで本格的に飛行を開始したのである。

本作には、60年代に築き上げられたロックのフォーマットをさらに一歩進め、70年代の扉をこじ開けるようなシャウトとパワフルな演奏が詰まっている。それまでのロックと同じように、ツェッペリンのサウンドもブルースやロックンロールを解釈し、発展させたものだ。しかし、従来のものとはまるでエンジンの排気量が違うような大馬力のパフォーマンスが繰り広げられている。そして、集まった強力過ぎる個性をペイジは見事な構成力でコントロールしている。そして激しく響くロック・サウンドの一方で、アコースティックも絶妙な配置となっている。

2014年、ついにというかやっとというか、ツェッペリンのオリジナル・アルバム群がリマスターとともに、発掘音源を加えてリリースされる企画がスタートした。この『Ⅰ』では、張り裂けるようなハイ・テンションの初期ライヴ音源を聴くことが出来る。(jeff Goldsmith)

 

 

 

Led Zeppelin

Led Zeppelin

 

 

 

マギーズ・アファーム野茂

ポルカドットスティングレイ / 全知全能 (2017)

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メジャー・デビュー・アルバムを聴いた。

すでに名刺的になってる曲達の再録が多いってことは、これは刷新された名刺で、前の作品の次の作品がこれってことより、あらためてここからスタートって意味なのかな。超メジャーを視野に入れて活動してるバンドだから、音楽好き、インディーズ好きがもう知ってる曲をまた入れる必要があった。

なのでメジャーでの真価は、全曲書下ろしになる(であろう)次か、その次で決まるということか。

コンポーザーの雫って人は、過剰なまでのリスナー至上主義で、マーケティングを曲に反映させたり、歌詞に自分の気持ちを反映させないとか、いろいろ面白いっていうか、それを表明するのが面白くて。でも今回、歌詞に24歳ってキーワード出てくんじゃん!自分のこと歌う気になった!?と思ったら、単にそのときその年齢だったからとインタビューで言っててビビった。こりゃホンモノだ。

でも、バンドがどのくらい長く続くかって分かんないけど、もしすげー長く続くとすれば、全力で自分のこと…っていうか自分の周りに起こったことを書かざるを得なくなる日が来ると思うのね。インタビューで、「今回は自分の気持ちを書いた!」って日が。なにがどうしたときってのはあるんだけど、まあ言わないけど。下手したら2030年とかの話になっちゃうからどうかなあ…ちょっと長すぎるか。

 

 

全知全能(初回生産限定盤 はじめてのぼうけんパック)(DVD付)

全知全能(初回生産限定盤 はじめてのぼうけんパック)(DVD付)

 

 

マギーズ・アファーム野茂

SCANDAL / 恋するユニバース (2017)

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あれ?デジャヴか?

じゃなくて、表題曲のみが先行配信されてたのが、4曲そろって配信されてた。

カップリングの『ふたり』って曲は、リード・ギターがなー!すげーなー。超速弾きのソロがあるとかじゃなくて、イントロとか歌バックのセンスがなー。歌兼ギターと、ギタリストの二人がいるから、フレーズの自由度が高いしね。まあその編成って珍しくないし、当たり前なんだけど、でもそれを駆使してメロの当て方とか凄くない?

あとの2曲はライヴ音源だった。よく分かんないけど、ここって大人な感じのライブハウス?で、大人な感じのライヴをやったってことよね?演奏上手いなあギュワンギュワンって爆音でどうにかなるってモノではないから、これで上手いってのは上手いんだなあ。

 

 

恋するユニバース

恋するユニバース

 

 

マギーズ・アファーム野茂

ZIGGY / 2017 (2017)

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森重の一人ZIGGYがフル・アルバムを…三人態勢だった前作から10年経つのかあ…10年!??

まあでも、リスナーの年齢層からして10年なんてついこないだだよな!

春に出たシングルの『CELEBRATION DAY』から予測出来た感じで、ハード・ドライヴィンなロックンロールと美メロと…つまり森重節ですね。ハードめな曲は、年齢と反比例するようにエッジが立ってて、聴くこちらの体力が心配。ハードって、曲調だけじゃなくて、たぶん今のサウンド・プロダクションだとそうなるんだろうな。

なので、メロウ・ナンバーとかバラードとかが来ると自分の中で均衡がとれる。

一人ZIGGYということで、迷いのない森重が思いきり全編を覆っていて、代わりにバンド・マジックが発生しえないわけだけれども、じゃあメンバーがいた10年前の『NOW AND FOREVER』と今回のどっちがZIGGYかといったらこっちだよな。

 

 

2017

2017