ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

チョコクロワッサン日記

『3055』が閉鎖しちゃったので、書いた記事をサルベージするよ。

 

入稿 2014/06/27

 

Led ZeppelinLed Zeppelin (1969)

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1. Good times bad times
2. Babe I'm gonna leave you
3. You shook me
4. Dazed and confused
5. Your time is gonna come
6. Black mountain side
7. Communication breakdown
8. I can't quit you baby
9. How many more times

 

ヤードバーズでの活動が終焉を迎えようとする頃、ジミー・ペイジはバンドを維持しようと人材探しに奔走した。何人かの有力ミュージシャンに断られつつ、最終的に集まったロバート・プラントジョン・ポール・ジョーンズジョン・ボーナムといった破格の才能が集まった。レッド・ツェッペリンは1969年、このアルバムで本格的に飛行を開始したのである。

本作には、60年代に築き上げられたロックのフォーマットをさらに一歩進め、70年代の扉をこじ開けるようなシャウトとパワフルな演奏が詰まっている。それまでのロックと同じように、ツェッペリンのサウンドもブルースやロックンロールを解釈し、発展させたものだ。しかし、従来のものとはまるでエンジンの排気量が違うような大馬力のパフォーマンスが繰り広げられている。そして、集まった強力過ぎる個性をペイジは見事な構成力でコントロールしている。そして激しく響くロック・サウンドの一方で、アコースティックも絶妙な配置となっている。

2014年、ついにというかやっとというか、ツェッペリンのオリジナル・アルバム群がリマスターとともに、発掘音源を加えてリリースされる企画がスタートした。この『Ⅰ』では、張り裂けるようなハイ・テンションの初期ライヴ音源を聴くことが出来る。(jeff Goldsmith)

 

 

 

Led Zeppelin

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