『エビの中華風スープ』
<材料>
- エビ(バナメイ) 80g
- ニンジン 20g
- タマネギ 1/4個
- ピーマン 1/2個
- 鶏がらスープ 小さじ1杯
- 豆板醤 小さじ1/2杯
- 酢 小さじ1杯
- 塩、コショウ
エビは背中に切れ目を入れ、背わたがあれば取り除き、片栗粉を振った塩水に漬けます。鍋に適量の水と鶏がらスープの素を入れ、熱します。すると俺は、50mほど前方に、移動する車列を見つけた。4台、いや5台か。装甲車が前後に1台ずつ。指揮車とおぼしき小型車両と、輸送トレーラー2台が挟まれている。確認できないがトレーラーにはこちらと同じような2足歩行の兵器が積まれているだろう。各機にパイロットが乗ったままで積まれているのだろうか?おそらくそうだ。すぐに稼動できる状態だと厄介だな。トレーラー2台だと、積まれているのは6機か。それとも8機か…
隊長、どうするよ?小隊長。
右手20mに位置する小隊長機も、俺と同じく沼の中からカメラ部とライフルの銃身だけを出して奇襲の機会を窺っている。
車列が沼の対岸に差し掛かった。
―そろそろ来る―
俺はグローブのリブに付いたベルトを締めなおし、ヘルメットのゴーグルを下ろした。一筋の汗が頬を伝ったそのとき、隊長機の方から信号弾が撃ちあがった。
満月の光がジャングルを照らしている今日は、明るい夜だなと感じていたが、それを引き裂くさらに強い光が一瞬辺りを包んだ。一呼吸、いやその半分ほどの間を置いて、沼の中や樹木の陰に隠れていた僚機たちから、一斉に火線が延びる。前方が赤く染まった。先頭の装甲車が炎上したようだ。先頭をやったので、相手の足が止まった。さらに光の束が車列へと吸い込まれていく。
次の瞬間、辺りは昼間のような明るさに、その輪郭をさらけ出した。照明弾が数発、頭上で炸裂したようだ。
トレーラーからは、脚の付いた兵器が飛び出してきた。
―8機か、多いな―
既に、不意をつかれたヒステリー状態から統制を取り戻して反撃に転じているようだ。此処を通る時点で、ある程度予想があったのだろう。あちらから放たれた銃弾が水面を叩く。
―やるぞ―
俺は右足の乗ったペダルを思い切り踏み込んだ。すると、俺のマシンは、動力源が発する獣のような咆哮とともに、沼の中から勢いよく半身飛び出し、車列目がけてライフルの弾丸を撃ち込んでいった。
出来上がり。お疲れ様でした。冷めないうちにどうぞ。
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(2011/07/13) 薫と友樹、たまにムック。 |