『豚ヒレ肉とゴーヤの炒め物』
<材料>
- 豚ヒレ肉 70g
- ゴーヤ 1/3本
- ニンジン 20g
- タマネギ 30g
- ニンニク ひとかけ
- ショウガ ひとかけ
- 塩 少々
- コショウ 少々
- 料理酒 小さじ1杯
- 醤油 小さじ1杯
私の前を歩いていた2番機が炎に包まれた。一瞬、何が起こったのか把握できなかったが、すぐさま隊列のすべてが姿勢を低くした。
「狙撃された」
今度は後から爆発音が聞こえた。また、やられた。どこから撃たれた?皆、応戦しようと銃を構えるが、それぞれバラバラな方向に向いている。誰も敵の位置を把握していない。
「低い姿勢を保て。隊列は崩すな」
押し殺した隊長の声がスピーカーから聞こえた。そうだ冷静に。冷静になれ。ヘルメットのアゴヒモを締めていなかったことを思い出し、締めなおす。
―静寂―
こちらは息を殺して存在を隠そうとしているが、相手からはすべてが見えているだろう。ジージーと暗視カメラが駆動するモーター音だけが聞こえる。次に狙われているのは自分かもしれない。そう思うとコメカミのあたりがしびれる。大声を上げて四方八方に弾丸をぶちまけたい衝動に駆られる。周りの僚機もそうなのだろうか。
次の瞬間、1番機から鋭い金属音とともに火花が散った。爆発はしない。命中したが、浅い角度で入ったようだ。弾丸は装甲に弾かれた。
「3時だ!3時!!」
誰かが叫んだ。機体の半身をグイと右に回す。3時、距離が分らない。しかし正確に間合いを取る猶予はないようだ。私は小銃をフルオートにし、銃身を少しずつ振りながら、右手の茂みへと撃ち込んでいった。他の機からも一斉に火線が伸びた。
闇夜が、連写するストロボのような眩しさに切り刻まれた。
でっきあがりぃ~!
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(2010/04/01) 東和電子 |