ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

バイ・ディーモンズ・ビー・ドリヴン

わたらせ渓谷鉄道に乗った。今朝の今朝まで、どこへ、何をしにいくか決めかねていた。迷った挙句、群馬県まで行って乗ることにした。乗って、それでどこに行くかは、朝出発する時点では決めていない…

 

諸々いろいろ決めないまま、東武桐生線で相老に到着。ここからわたらせ渓谷鉄道に乗る。待ち時間に駅周辺を歩いたが、特に何もない。と言ってしまったら怒られそうなので、何かないか探してみると、駅で風鈴が揺れていた。

 

相老に来るまで、決めていなかった行き先。駅に置いてある路線マップチラシを見て、行き先は、駅に温泉施設がある、水沼に決めた。以前、同じくわたらせ渓谷鉄道足尾まで行って銅山跡を見学し、その帰りに水沼の温泉にも入ったことがある。

 

相老を出発してしばらく経つと、なんだか渓谷鉄道らしくなってきましたよ!

 

水沼に到着。駅にそのまま“ゆ”の暖簾がかかっており、屋根には温泉マークもある。

まずは駅の周りを散策。渡良瀬川の辺まで下りて歩く。そしたら…暑い。なんじゃこりゃ暑いぞ。日差しに焼かれる。後で調べたら今日、伊勢崎や館林では気温39℃を記録したと。俺はわざらざ暑い群馬に向かっていたのだ。あまりに暑くて、のんびり散歩といった雰囲気ではなくなってきたので、温泉施設に避難。

水沼温泉センターせせらぎの湯に浸かり、汗を流す。風呂からは、周りの山々が見渡せていい感じだ。ただ…えーっと、いつも温泉に入って思う問題が。景色がいいといっても、動かない景色をボーっと観ながら、何十分も風呂に入っていられない。のぼせるし。わたらせ渓谷鉄道駅の温泉といっても、線路は風呂の反対側を走っているので列車の往来が見えるわけでもなく、目の前を往来しているものといえば、オッサンとかおじいいちゃんのうなチンどろろんぐらいだ。いつも、入場料はらったんだから長く入らなくちゃと思っても、風呂なんてそう長く入っていられないのだ。とりあえす風呂は上がって、冷房の効いたロビーで過ごす。が、もちろん替えのシャツなと持ってきていないので、せっかく汗を流してすっきりしたのに、再び汗で湿ったシャツを着るはめに。そしてさらなる試練が…

なにせ1時間に一本、あるいはそれ以下のダイヤで動いている渓谷鉄道、時間までぼけーっと過ごして、上り列車に乗ろうとホームに出た。しかしなんと、信号機トラブルにより列車が来ない。そして遅れて到着した列車に乗り込んだが、そのまま動かず、列車内で待機。桐生線の本数も含めて、ここでこんなに遅れると致命的だぜ。

そして、ついに…列車はそのまま動かず、復旧の見通しも立たないため、前方の大間々駅から代替輸送の車が迎えにくることに。車ってこれがさあ、迎えに来たのはワゴン車と乗用車の2台というラインナップ。列車の乗客は10人足らずなので、 バスなどではなく、それで運べるわけだ。俺を含めた乗客たちは、行き先によって振り分けられ、それぞれの車に乗り込んだ。

わたらせ渓谷鉄道って、単に目的地までの移動手段じゃなくて、乗ることが目的、乗りテツ的な役割が強いじゃん?その帰りの片道が車移動に変って、俺はいったい何をやってんだ?と車のウインド越しに流れる風景を見ながら思ったんだけど、帰宅が若干遅れたが深刻なほどではなく、これはこれでレアな体験なので、こうやって日記のネタとなったので良かったっちゃあ良かったのである。

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(2001/02/21)

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