『もやしと水菜の炒め物』
<材料>
- もやし 70g
- 水菜 1束
- 糖質0のハム 4枚
- 塩
- コショウ
- サラダ油 小さじ1/2
水菜を約5cm、ハムを1/8の大きさに切ります。フライパンにサラダ油を轢きハムを炒めます。すると、僕の視界から敵機が消えた。太陽を背にした敵機と相対するかたちになってしまったのだ。
しまった。と一瞬思ったが、今更後悔してもはじまらない。今の体制から下降に転じて逃げるのは無理だろう。旋回もままならないとすると…僕はスロットルを全開にし、太陽を目がけて飛んだ。正直にまっすぐ突っ込んだらだめだ。失速しない程度に左右へと機体を振る。キャノピー越しに、敵機が放った12.7mm弾が束になって飛んでくるのが分る。無数の小さな火の玉が、僕の頭をかすめ、後方に流れていく。
まだ生きている。僕はまだ死んでいない。
後方につかれたのではないから、耐えなければならないのは、もうほんの一瞬だろう。僕は7.7mm機銃の引き金を引いた。
タコメーターはレッドゾーンに入っている。エンジンの悲鳴がコックピット内の空気を震わせる。
数発喰らったか。嫌な衝撃を感じる。しかし致命傷にはなっていない。
早く終わってくれ。
そう思った瞬間、機体に風圧がかかる。相手とすれ違ったようだ。すぐさま僕は、操縦桿を引き上げ、背面で地上の方を見る体制をとった。
どこだ?やつは…どこだ?
すでに、敵の姿はなく、僕の頭上には、逆さまに広がった雲と大地と、海が張り付いていた。
強烈なGから開放されつつある中、その光景を見ながら僕は思った。
地球は丸いんだなあ…
出来上がりです。
![]() | HGUC 1/144 RMS-179 ジムII (機動戦士Zガンダム)
(2011/10/25) |