Quiet Riot / Road Rage (2017)
あークワイエット・ライオットのお面被りたいよー！クワイエット・ライオットのお面被りたいよー！
…と、思って、何気なしにストリーミングの検索したら、何？クワイエット・ライオットのアルバムが2017年に出てんの！？聞いてないんだけど！
ケヴィン・ダヴロウはもう死んでしまったから…歌は誰が歌ってんのかと思ったら、ジェームズ・ダービンって人だった。ギターはカルロス・カヴァーゾじゃなくて、アレックス・グロッシって人だった。ベースはルディ・サーゾじゃなくて、チャック・ライト。やっとここで知ってる名前が出てきた。チャック・ライトは1985年にルディが抜けた後に入ったからまあ分かる人選。あとクワイエット・ライオットの代表作『Metal Health』で、一部ベース弾いてたらしい。ドラムがフランキー・バネリで…つまりクワライ知ってるって人の大多数が思い浮かべる顔ぶれのうち、残ってるのはフランキー・バネリだけっていう。
バンドで一番のヒットがスレイドのカヴァーっていうのは置いといて、オリジナルでほとんどの曲はケヴィン・ダヴロウの作曲もしくは、ケヴィン、カルロスの共作だったので、そのどちらもいないバンドをクワイエット・ライオットと呼んでいいのかどうか引っかかるけど、クワイエット・ライオットと思って聴けばそう思える曲調ではある。ポール・ショーティノが歌ってたときよりはイメージ近いかな。
オリジナル・ヴォーカリストで大看板だった人がもう死んでるから、それはどうにも埋められないとして、あと何か足りないんだよなーと思ったらアレだ！いかにもパーティー・メタル！パーティー！オール！ナイト！！って感じのコーラス・ワークがないんだ！メイン・ヴォーカルもだけど、あのコーラスも重要だったんだなあ。アレなしだとスカスカで地味な印象になっちゃうね。
