ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

素直になってダーリン

先日、twitterで局地的に“祭り”が行われた(自分がフォローしている範囲で起こることなので局地的なのは当たり前)、雑誌「FM STATION」について、少し書いてみよう。


ある朝、私はいつものように、下らないダジャレ的なネタを連投して世間を戦意喪失に陥れようをしていたのだが、ふと話があらぬ方向に進み・・・
雑誌「FM STATION」切り抜いてカセットレーベル作ったことある率を調査したい。
・・・とゆう発言をすることと相成った。


そう、80年代年代前半、音楽好き少年少女の必須アイテムだった雑誌である。

インターネットからエンターテイメント情報を得るといったことがなかった当時、音楽好き人間は主に雑誌を購読することで情報を得ていた。その雑誌群の中に「FMレコパル」「FMファン」「週刊FM」といった、“FM情報誌”と呼ばれるジャンルがあった。

その中でも、私を含め当時の10代に多くの支持を得ていたのが「FM STATION」であった。
競合誌と比べると、圧倒的にポップな存在感を放っていた「FM STATION」。
鈴木英人氏の爽やかなイラストが描かれた表紙はなんだか時代の空気を体現しているようで、小学校から中学校に上がり、大人から与えられるのではなく、より自覚的に音楽を聴くようになった私の心をウキウキとさせた。
“FM情報誌”といっても、単にFMラジオの番組表が載っているだけではない。
邦洋のロック・ポップスを中心としたアーティスト情報、オーディオ機器やソフトの情報等が掲載されていて、中でも特徴的だったのが、「FM STATION」の誌面はそれ自体が、かなり“使える”雑誌だったのである。

切り抜いて使用するカセットレーベル、インデックス。
その号に搭乗するアーティストの名前が印刷されているインデックスも用意されていた。
そして、記事に使用されているアーティスト写真は、切り抜いてレーベルに使用できるサイズだったのである。



鈴木英人氏のイラストを使ったカセットレーベル。

・・・つうか、ママズ・ボーイズって覚えてるか?
鈴木英人の絵だとAORシティ・ポップスを聴かなきゃいけない気もするけど・・・



ゲイリー・ムーアを切り抜いてみたよーん。
インデックスには、「FM STATION」もうひとつの顔、バックス・バニー。




さらに、凝りだすと、小さいアー写を加工して、インデックスの方にも貼る。
クワイエット・ライオット、ケヴィン・ダブロウ!!



さらに、小さい写真をコラージュ。
ラウドネス

・・・メタルばっか。
まあ80年代前半の中学生だとそんな感じだよ。


1981年創刊。私が購読していたのは82~85年ぐらいだったと思うが、おそらくほぼ、この雑誌が最もパワーを発揮していた時期と重なっていると思う。
(今回、調べてみたら85年には価格引き上げ、88年までで鈴木英人氏のイラストが表紙なのは終了している)
今、数えてみるとけして長い期間ではなかったが、その後の音楽生活の入りにあたるローティーン時代に「FM STATION」のお世話になったことは、大変重要な思い出である。

求む!:80年代に雑誌「FMステーション」を切り抜いてカセットレーベルを作ったことがある人ってどれぐらいいるだろうか?
と、声を上げてくれたhiroumi_氏に感謝。



オマケ:MSGのアルバムを5本並べると、マイケル・シェンカーの顔が・・・!
方眼紙に鉛筆で描いてる。

ウハハハハ・・・