クワイエット・ライオット / コンディション・クリティカル (1984)
Quiet Riot / Condition Critical
中学校時代に、LPレコードからカセットテープに録音して聴いていた、クワイエット・ライオットのアルバム2枚。『メタル・ヘルス』は以前CDで買いなおした。そんでもって今回、その次のアルバム『コンディション・クリティカル』もCDに…
『メタル・ヘルス』は大ヒットして、このアルバムでクワイエット・ライオットは見事に失速してしまったというのは周知の事実。調べてみたところ、売り上げは300万枚ということで、「そんなに売れてんじゃん」と思ったが、前作は600万枚だから半減か。
内容はそんなに悪くないっつうか、いいんだけどなあ。前作に続いてウケたからって安直にまたスレイドのカヴァーを入れてしまったのが低評価の原因とされている。その、『クレイジー・ママ』だって、演奏自体は悪くない。『カモン・フィール・ザ・ノイズ』同様、原曲をメタル・エッジにして元気良くやってるだけだから、悪くなりようがないか。
前作には名バラード『サンダーバード』が入っていたけど、メロディの感じはこっちに入っている『勝利の味(Winners Take All)』の方が好きなんだよね。でも、タイトルが、なんだかなあ。
カヴァーのチョイスも含めて、まったくの同路線でもう1枚作ってしまったので、懐が浅いと思われたのか、単に飽きられたのか、あと音楽以外のところで…たしか当時のミュージックライフだったか、日本公演のライヴ・レポートに、ルディー・サーゾだけスポット・ライトも当たらないし、メンバー紹介もされなかったと書いてあった記憶がある。結局、その後ルディ・サーゾは脱退。そんなバンド内のゴタゴタも失速の原因か?アルバムの売り上げ不振と、どっちが先かわかんないけど。あと、ケヴィン・ダヴロウのビック・マウスの度が過ぎたとか?
そんな事情は忘れて、単に一作品としてはけっこう良い出来だし、中学生だった当時、『メタル・ヘルス』と同じくらいの頻度で聴いてたんだよね。
だれかこのお面作って被れよ。
Condition Critical
(1987/07/07) Quiet Riot |
Live at the Us Festival 1983
(2012/03/26) Quiet Riot |