マイルス・デイビス / スター・ピープル (1983)
Miles Davis / Star People
これはやっぱ、冒頭の『カム・ゲット・イット』が、爆発的にカッコいいんだよね。分かんないけど。
ロック的なカタルシスを感じるというかね。分かんないけど。エレクトリック・マイルスで、ディスク・ガイドにデカく載るのって、『ビッチズ・ブリュー』と、『オン・ザ・コーナー』ってことが多いじゃない?分かんないけど。『カム・ゲット・イット』のロック的カタルシスといえば、エレクトリック・マイルスの中でとくに『ビッチズ・ブリュー』はジミヘン、スライからの影響もあって、時代的にもロック、ファンクへの接近って部分があるわけだけど、ロックというよりは、抽象画みたいな感じがするんだよね。分かんないけど。『オン・ザ・コーナー』は、”ループするリズムの化け物”ね。分かんないけど。
で、この『スター・ピープル』に入ってる『カム・ゲット・イット』は、形態としてはロックじゃないにしても、リズムが直線的でテンポがムチャクチャ速いので、ロック的なアドレナリン分泌促進を促す感じ。分かんないけど。
このような、緊張感のある曲では、マイルスは天空を切り裂くようなトランペットを吹いて、素晴らしいんだけど、それ以上に全編通して曲を引っ張ってるのは、この曲に関していえばマーカス・ミラーのベースなのかな。分かんないけど。
まあ、俺は分かんないだけどね。
Star People
(2001/04/10) |