ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

山手線外回り

DIAMOND☆YUKAI / Respect (2012)

 

今日届いたユカイのニュー・アルバムは、日本人アーティストの曲を歌ったカヴァー・アルバムだよ。

1. 悲しい色やね

2. 涙をふいて

3. 君をのせて

4. 青い瞳のステラ、1962年夏…

5. スローなブギにしてくれ

6. 人間の証明のテーマ

7. 紅い花

8. もうひとつの土曜日

9. 横浜ホンキートンク・ブルース

10. 情熱の薔薇

11. 夜霧よ今夜も有難う

12. SWEET MEMORIES (Bonus Track)

なんつうの?歌謡ブルース、ニュー・ミュージック、ロッカ・バラードといった感じのラインナップ。この並びだと、ブルーハーツがちょっと異色か。ユカイと同世代ぐらいのアーティストだし。方向性としては、昭和のダンディズムを感じる曲でそろえている(『紅い花』の歌唱はちあきなおみ)。

おそらくユカイが青春時代に、洋楽ロックを一方で、生活の中、自然と吸収していた楽曲たちなのだろう(ハマショーの『もうひとつの土曜日』は知らなかったらしい)。

なので自分にとっては、リアルタイムで意識的に聴くには、ちょっと上の世代の音楽だけど、もちろんテレビ、ラジオなどで耳に入っていたものなので、ほとんどの曲をちゃんと知っていた。

それらの曲を、ユカイがリスペクトを込めて歌いあげているので、いい…は、いい…んだけど、困ったなあこれ。購入に至るモチベーションが、「ずっとファンだから」という以外に見出せない(買ったから書いてるんだけど)。もちろん原曲は名曲たち。ユカイのヴォーカリゼーションも見事。でも出す意味性、聴く意味性を考え出すとちょっとムズカシくなるよなあ。

現時点での着地点はこれでいいのか?みたいな。

ギラギラしたロックンロールでなくても、カヴァー・アルバムでもいい。カヴァーならそれで、徳永英明並みにサムシングがないと、キビシイと思うなあ。曲も歌もいいんだけど。石原裕次郎のカヴァーが入ってるなんて、最高んなんだけどなあ。

ボーナス・トラックとなっている松田聖子の『SWEET MEMORIES』では、独特の不思議な雰囲気が魅力の三人組ポップ・バンド、フェアチャイルドのヴォーカル、YOUとのデュエットである。

RespectRespect

(2012/07/25)

ダイアモンド☆ユカイ

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