ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

2022/02/20 RED WARRIORS 35th Anniversary 『Lesson1&Casino Drive』@中野サンプラザ

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レッド・ウォーリアーズのライヴ観てきた!

 

中野サンプラザで観た。今回は、デビュー35周年ってことで、デビューアルバム『Lesson1』と2ndアルバム『Casino Drive』をフィーチャーしたライヴだ!

いつものSEじゃなく、ストーンズの「Time Is On My Side」にのって、西川さん、シャケ、キヨシ登場。そしてユカイが出てきて「SHOCK ME」をコールした。シャケはディシーバーじゃなくフェンダーストラトをメインで使ってた。

続いて「OUTSIDER」だったので、そうか曲はシャッフルせずにアルバム曲順まんま再現するのかと悟った。

「BLUE BOY'S BLUES」は、生で聴くの初めてだな。80年代も90年代再結成以降も聴いたことない。

トリッキーなディレイが効いてる「BLACK JACK WOMAN」は、再結成以降歌詞を省略してた部分がオリジナルどおりに戻ってた。

続いて三国さんが呼び込まれ「BAD LUCK BOOGIE」

「BIRTHDAY SONG」はキヨシとシャケの高低コーラスが気持ちいい。

「BAD LUCK BOOGIE」→「BIRTHDAY SONG」→「WILD CHERRY」って、女性に対する接し方が極端に振れて行ったり来たりするのが凄いんだよね。ツンデレか!!

レッズの曲って硬軟使い分けバランスがすごく良くて、とくに『Lesson1』は、まだバラエティに富んでるのではなくモノトーンの世界なので、チンピラみないなマインドと情けなくて純朴な感じと両極端に出てる。

そんな硬軟の“硬”にあたる「WILD CHERRY」だけど、昨今は優しいんだよね。イントロの煽りが。昔、阿蘇のビートチャイルドでは「このコンサートぶっ潰してもいいんだぞ!」って言ってたんだけど。どんだけヒールだったかっていう。まあワンマンじゃなくてイベントだったからか。今はねー、ユカイ優しい。

「ABAZURE」も俺は初めて生で聴いた。80年代でも後期にやらなくなったのは…3枚目の『KING'S』までバンドがスケールアップする過程でこういった速いシャッフルは似合わなくなったのかな?ライヴ会場がデカくなって大きな横ノリを目指したのかもしれん。解散前には「WILD CHERRY」もすげーテンポ落としたし。

シャケは「GUERRILLA」でフェンダーからディシーバーに持ち替えたんだっけ?違ってたらごめんなさい。薄紫の空は今もあの日の影を映してるのかな?

 

15分の休憩を挟んでアルバム『CASINO DRIVE』の再現。ブルーのビル・ローレンス、

シャケモデルが登場。「CASINO DRIVE」からずっと弾いて、再結成以降こんな長時間使ってるのは初めてだな。

「I MISS YOU」は解散の武道館以来で聴いた。これは、ずっとやってほしかったんだよねー。ZEPP東京とかで単発でやるようになったあたりで「NEVER GIVE UP」とか「ROLLING DOWN THE STREET」とか、90年代にやらなかったやつが出てきたからずっと期待してた。

「OLD FASHIONED AVENUE」は、ユカイが小道具的な小さいラッパ吹いて、「OUTLAW BLUES」はテレキャス弾いてた。

「MORNING AFTER」はシャケもユカイもスタンディングでギターを弾いた。2人だけで座って弾いたのは再結成武道館のとき。その前に赤坂BLITZでウォームアップライヴがあって、そのときはエレキヴァージョンだったから、アコギを立って弾く「MORNING AFTER」って俺は初めてかも。レコードで鳴ってるストリングスを、三国さんが再現してた。

「JOHN」の導入でジョン・レノンの「Jealous Guy」を歌ってた。

会場全員モンキーダンスの「MONKEY DANCIN'」からの3曲は、レコードだとすごくここから畳みかけって感じがする。

この日の「FOOLISH GAMBLER」はユカイが「小説界のアウトロー西村賢太に捧げるぜ」って。今年2月に亡くなった西村賢太氏とはTOKYO MXの『ニッポン・ダンディ』でレギュラー共演してたんだよね。

『バラとワイン』は、三国さんがキーボードでちゃんとホーンを再現して「 #2 -Club Version-」になってたよ。「バラとワイン」はいつもハイライトだけど今回はそれでなんか感慨深かったな。

 

これでアルバム2枚分終わって、アンコールってどうすんの?「ルシアン・ヒルの上で」とか「ROYAL STRAIGHT FLUSH R & R」を持ってくるのか?とおもいきやボーナストラックってことで1枚目の収録から漏れた「OH, MY GOD」と、次に間髪入れず始まったのが「バラとワイン」のB面、ビートルズのカヴァー「I Am the Walrus」。これは、あったらいいけどないよなーと思ってた。このライヴを商品化するとしたら、著作権使用料高いからなと思って。知らんけど。(実際には、配信が決定したとのインフォメーションがあった)

数日前からライヴのリハ模様をキヨシがTwitterに上げてて、「シャケのギブソン」って、箱ものギターの画像出してたんだよ。ギブソンのES-335だっけ?330だっけ?

なんで初期2枚再現ライヴでギブソンか?って疑問に思ってて、そしたら「I Am the Walrus」をやるとは。

ちゃんと、デビューから『Casino Drive』リリースまでの間で、その中でサプライズも達成してすげーいい感じの後味だった。いいライヴだった。

90年代以降のアレンジは、どれも80年代当時のものに戻されて、皆の頭の中に染み付いた音をなるべく忠実に再現した感じが良かった。周年記念を打ち出したライヴだし、クリエイティブなところはソロもDiamond Shakeもあるので、レッズはそこで戦うことはないんだよね。

 

あと途中で気付いた。シャケがワイヤレス使ってた。80年代はワイヤレス使って、ホールのステージ右へ左へ駆け回るスタイルだったのが、以降は「音がフニャフニャになっちゃう」とワイヤレスを嫌ってシールド使ってて、そんなシャケがまたワイヤレス使ってた。いいやつあったのかな?

 

さて、そうすると、来年もライヴがやれると仮定して、2023年は『Casino Drive』から35周年なんだけど全曲再現はもうやっちゃったので…どんな企画があるのかなー。

 

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LESSON 1

LESSON 1

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