G・ラヴ&スペシャル・ソース / コースト・トゥ・コースト・モーテル (1995)
G. Love & Special Sauce / Coast to Coast Motel
ルーズでダルな、そしてスカスカな音がときとして心地よい。ブルースなどのルーツ・ミュージックに‘90年代のヒップホップ感覚、編集感覚を取り入れた音だが、時期として近いベックやジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンを比べるとどうもリラックスしていて、飄々とした佇まいだ。
2000年代に入ると、実際にも交友関係にあるジャック・ジョンソンらをはじめとするオーガニックなサーフ・ミュージックのムーヴメントがあり、その先駆者的存在として再評価された・・・のかな?単にレコード会社が付けたコピーなのかもしれないが、そのユルいグルーヴ感はたしかにそのような気もする。
15年前にはG・ラヴを聴いても、オーガニック・サウンド諸々とゆう印象はなかったかな。オルタナティヴ・ロックの中に宿っているレイドバック感覚とそのバランスの妙とゆう感じだったか。
でも今回、ちょいと思い出したように、夏に聴いてみたくなったしだい。
コースト・トゥ・コースト・モーテル
(1995/10/19) G・ラヴ&スペシャル・ソース |