ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

今、話したい誰かがいる

モンスター・マグネット / ドゥープス・トゥ・インフィニティ (1995)

Monster Magnet / Dopes to Infinity

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これはたしか、発売当時のロッキング・オンだったか、レビューにサイケって言葉が入ってて、ちょうど俺のいた店にもあったから聴いてみたんだ。当時の、俺の感覚からすると、このアルバムがサイケってのはイマイチ分からなくて、購入には至らなかった。サイケというより、不愛想なハード・ロックだとか思ったのかな?初期ピンク・フロイドのウニョウニョした感じとか、グレイトフル・デッドのインプロヴィゼイション、ギター・ソロとか、そういったサイケデリックの要素は感じられなくて。ときおり入ってくるエフェクトがサイケなのかな?ってぐらいの印象。同じころに出た、まったく逆のアプローチともいえるイギリスのクーラ・シェイカーがやった、インドとの合体の方が分かりやすくて、ハマった。

でも、その後遡ってホークウィンドとかを聴いたり、逆に新しいクィーンズ・オブ・ストーン・エイジとかを聴いたら、モンスター・マグネットがやってることの意味もなんとな分かってきた。で、それを踏まえて聴いてみると、サイケだし、この手の音楽としてはキャッチーじゃん。分かってよかったよかった!と言いつつ、実は本質を分かってないのかもっつうか、日本で暮らしてて、これらの本質を分かっちゃたら人間おしまいだー!なんて思ったりもする。なんとなく分かるって程度にしといた方がいいぞ。

 

 

Dopes to Infinity

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