ミック・ロンソン / ライヴ~ショウタイム (2000)
Mick Ronson / Live Showtime
ミック・ロンソン・バンド、1976年のライヴとゆうことは、ソロ・アルバム2枚のリリースがあり、イアン・ハンターのアルバムに参加、ボブ・ディランのツアーを挟んで、自身のバンドを率いてのライヴということになるか。
自分がメインの活動になると・・・どうも曲が・・・決定的にメロディが地味とゆう感は否めなかったりするワケだが・・・
とはいっても、ミック・ロンソンはロックの歴史において重要人物であり、彼がいなかったらデヴィッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』をはじめとするグラム期一連の作品、ルー・リードの『トランスフォーマー』などは今あるものとはだいぶ違った感触になってしまったかもしれない。
人はそれぞれ適所のポジションで力を発揮するとゆうか、ロンソンは誰かを支えて輝かせることに長けている気質だったのだろう。
ボウイと組んでいたときにも取り上げていたヴェルヴェット・アンダーグラウンドの『ホワイト・ライト / ホワイト・ヒート(White Light/White Heat)』を、ヴェルヴェッツのオリジナル・ヴァージョンよりも、ボウイのヴァージョンよりもアップテンポにしてカヴァーしている。
ボウイとロンソンは『ホワイト・ライト / ホワイト・ヒート』をカヴァーし、この曲の本家であるルー・リードの『トランスフォーマー』をプロデュースしたのはその2人。そういえばボウイがプロデュースし、ロンソンも後に少しの期間在籍しイアン・ハンターと行動を共にすることとなるモット・ザ・フープルもヴェルヴェッツの『スウィート・ジェーン』をカヴァーしていた。そんな、退廃的で文学的な匂いのするロックの、おもしろい相関図があったりする。
Showtime
(2000/06/20) Mick Ronson |