『ククルス・ドアンの島』観てきた！昨日の夜最後の回で観た！残業断って、一度家に帰って飯食ってからまた電車に乗って観に行った。
「40年ぶりの劇場上映ファーストガンダム」ってことらしい。劇場でガンダムって、俺かなり観てるんだけど、ファーストってことになるとそうなんだっけ。「オリジン」は映像ソフト発売のイベント上映って位置づけか。
もう言ってる人は言いつくしてる通り、ファーストガンダムなんたけど、昔観たあのガンダムの絵をきれいにしたんじゃなくて、富野ガンダムじゃなくてあくまで安彦良和ガンダム。オリジンの冠がついてないけどオリジンの世界観にククルス・ドアンの話が組み込まれる感じ。
ファーストガンダムの再映画化でもないし、テレビでやってたドアンの話の純粋な映画化でもないし、安彦良和によるオリジンにはドアンの話はなかったし、ドアンの話はおおのじゅんじによるオリジンのスピンオフ漫画では描かれてて…でも今回はそれの映画でもないっていう、説明しだすと複雑すぎるな！！
まあ知らない人に説明するとなると分けわかんないけど、観る人はほとんどガンダム
のオタクばっかしだから全員分かってんのか！あ、でもちなみに、俺はオリジンの漫画はむかーしTSUTAYAで借りて一度通しで読んだだけだし、おおのじゅんじの漫画は読んでないよ。
オリジンの世界観でテレビの1話分、20分の話を100分に拡大した話として考えると、見ごたえあった。アムロとドアン、子供たちの関係性、描かれ方なんかよかったな。尺だけじゃなくて、子供たちの人数4人から20人に拡大してどうなってんのかな？と思ったら、割と自然に見えた。
今回はホワイトベースでアムロ以外のパイロットが、全員！戦闘に関してぜーんいん！いいとこない！弱い！ファーストの時系列ではなく、オリジン版だからホワイトベースの航路がオデッサ→ベルファスト→ジャブローじゃなくてジャブロー→ベルファスト→オデッサになってて、その関係でせっかく出てきたのにスレッガーも弱い！カイもハヤトも、コアブースターに乗るセイラさんでさえ弱い！どいつもこいつも、あんなにやられちゃうと、メカは修理じゃなくて廃棄だぞ。すでにガルマ・ザビを打ち取って、ランバ・ラルを退けジャブローを守り切った戦士とは思えん。
アムロ以外がメチャクチャ弱いのはいくらなんでもって衝撃的だったけど、ギャグ的な弱さもあったから、もしかしたら今回あえてそういう縛りでやったのかもね？
テレビではドアンを追うのはジオンの名もなき追手だったのが、新設定の『サザンクロス隊』になってて、地上用の高機動型ザクなんてのに乗ってて。今んとこ聞こえてこないけど、プラモは出るだろうし。
島の子供が増えるのは良かったんだけど、一度完成してる話に敵ジオンの、キャラが立ったチームを増やそうとすると、個性がキャパオーバーになる気がするんだよね。元々『黒い三連星』がいて、サザンクロス隊の隊長はなんか三連星のオルテガとザビ家のドズルが合体したような感じだったし。
事前情報でドアンが「赤い彗星かドアンか」って称されてるのは、ちょっとやりすぎじゃ？と思ったんだけど、今回はテレビの15話と違ってジャブローより後の話でアムロの練度が上がってて、さらにテレビではドアンがアムロのコアファイターを撃墜したのに対し、ガンダムを戦闘不能にするので、シャア級の強さにしないとつり合いがとれないってことかな？
モビルスーツの動きがオリジンのときより滑らかになってた気がする。近年の、CGのモビルスーツは二次元特有のウソがない分、動きが硬い印象だったのね。それが解消されて、手書き時代の流れるような動きに若干近づいてる感じがした。
ククルス・ドアンの話が映画にできるなら、劇場三部作で漏れたワッパ隊とか、シャリア・ブルとかやらないかなー。
あ！いや！タムラ料理長が主人公の映画やらない？塩のエピソードだけじゃなくて、『美味しんぼ』みたいなやつ。本格的な料理アニメとして。
