イエモンのライヴアルバムが届いた。
今回は、ストリーミングで聴くのではなく盤で買った。何故なら初回仕様が2枚組でヴォリュームが違うから。届いた荷姿が段ボールで、楽天ブックス梱包の新しいデザインかな?と思ったら、CDジャケットのデザインをデカくしたやつだった。開封時にビリビリ破らなくてよかったぜ。
ライヴアルバムとしては20年振りということだけど、シングル『Romantist Taste 2012』のカップリングとして解散前のパフォーマンスが、『砂の塔』のカップリングで再集結ツアーのパフォーマンスが、アルバム並みの曲数収められている。
いろいろな会場のテイクが集められて、曲順がセットリストの再現ではない並びなので、1本のライヴを丸ごとパッケージといった意図はなくて、様々なセットリストが設けられた30周年のライヴを凝縮したって感じなのかな?イエモンのライヴアルバムは前もそうだったな。
んで、なんといっても、イエモンに限らず、新型コロナウイルスの影響を受けた世界の中で揺れたライヴシーン。このアルバムには、まだコロナの影響がなかった2019年のライヴから、ツアーの途中で一旦中止になってスケジュール、会場を組み直した2020年のライヴが混在してる。
コロナ様式のライヴがアルバムになるのは、これより先にあったかどうかは分かんない。スタジアムクラスのライヴが収められたのは初じゃない?
2020年の2月までの音源は客の歓声が聞こえて、秋からの音源は拍手のみ聞こえる。10年後に、「客が叫ばないって、これはこれで貴重だったな」と思えるのか、「11年前まではライヴで声出せたんだ…」と思うのか、いったいどうなるんだろう?
感染対策を実施して、ライヴが出来た、ライヴ盤が出せたという喜びと、コロナ前が100%とするならば、今はそうではないという苦さがありつつ、会場の声ではなく、全国から集められた音声でシンガロングされる『JAM』は物凄く感動的。