新型コロナの影響で、どのアーティストもライヴが出来なくなって、徐々に再開しつつも、以前の様にスタンディングでグチャグチャになるようなことは今のところ不可能。そんな状況下、THE PINBALLSが、アコースティックアルバムをリリースするって情報が出たときには、ある程度予想の範囲内というか…段階的に活動を元に戻していく過程で、密でおしくらまんじゅうだったり皆が大声出したりしなくても楽しめるライヴを提供するためにアコースティックアルバムはありだよなって思ってた。
それが、YouTubeでMVとトレーラーが流れて、予想を覆された!
静かなアルバム、ライヴだったら椅子にシッティングで観覧するようなものなんだけど、アコースティックっていうかジャズアレンジが多い作品だったよ!あ、曲は今までのをアレンジし直したセルフカヴァーね。
リードギターはアコギじゃなくてエレキが多めだし。ロックバンドが、インストアライヴでアコギアレンジやったるするのってよく見かけて。でも、この引き出し持ってるとは驚いたー。
単純に楽器持ち替えるだけじゃなくて、アレンジがねー、これメチャ大変そう。インタビューでも言ってたし。でも大変だった甲斐は出てる。ラウドなスタイルからの引き算だけじゃなくてね、引いてから新たな血を入れてるからカックイーんだよね。
90年代にローリング・ストーンズが出したアコースティックセルフカヴァーは『Stripped』じゃん。それは納得のタイトルで、コンセプトが似てるようで逆でもある今回のタイトルが『Dress up』ってのが、また納得。