Bob Dylan / Tempest
ディランの『テンペスト』は当初、「来日公演を観に行くからちょっと聴いておくか」ぐらいの付き合い方だったんだよね。ディランのライヴはヒットパレードじゃなくて、最新アルバムから多くやるだろうってんで、必須だろうと。そんな事情で聴いた印象は、最初それほどのものでもなく。昔の作品からするとやっぱ声変わりが激しいし。
でも、だ、実際にライヴでここからの曲を多く聴いたら、なんかすげー良く思えてきた!
なかなかベテランのビッグ・アーティストで、定番曲にとらわれないセット・リストを組むのって難しいというか、観客の満足度を考えるとほぼ無理に近いんだよね。そうなると、例えばストーンズなら、『ア・ビガー・バン』とか、『ブリッジズ・トゥ・バビロン』とか、そのツアー以降はライヴでやんないから印象薄くなっちゃうの。まあストーンズはストーンズで正しいんだけどね。だって東京ドームすげー楽しかったし。だから、ディランの姿勢もストーンズもどちらも正しいし、まあ両極の正しさだよね。キャリア50年のアーティストがスタジアムでやるのに選曲は90年代以降でってのも、満員の客が納得しないしね。
で、ここから『テンペスト』のどこら辺が良く思えてきたかっていうのを普通なら書くと思うでしょ。でもこのブログは音楽ってわけじゃないから書かないんだよね。そこは。俺は書き方がよく分かんないからみんなに任せるしかないんだよ。
Tempest
(2012/09/11) |