ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ランダム・アクツ・オブ・センスレス・バイオレンス

YUI / ORANGE GARDEN POP (2012)

 

YUI / GREEN GARDEN POP (2012)

関東は今夜半から雪だ!でも春は近いの?ホント?春を迎える前に、『CHE.R.RY』がどーーーーーーーーーーしても聴きたくなって、YUIのベスト盤借りちゃった!2枚同時に出てんのに片方だけ借りるって気持ち悪いから両方借りた!

いやあこの『CHE.R.RY』が醸し出す春っぽさって物凄いねえ。歌詞中、具体的にサクラって言葉が登場するけどそれ以上にベーシックな曲のラインとイントロの「チャッチャッチャラ~♪」っていうギター、それを絡むストリングス。その組み合わせによる破壊力は俺の椎間板ヘルニアを悪化させるよね。でも毎日コルセット巻いてるから大丈夫だよ!

YUIが活動を休止した理由って、俺がいくつかの音楽誌を立ち読み(買えよ)してインタビュー記事をつまみ食いし、解釈したところによると、個人の中にある表現と、メジャー・レーベルで活動していく上でのしがらみ等との折り合いがつかなくなってしまった。ってことなのかな?ざっくりと乱暴に言うと。契約の途中で失踪したわけじゃないし、その勇気ある選択はいいんじゃないでしょうか。今後、ソニーにいたときの活動とは規模が違ってくるのかもしれないけど、トーイだって「いい眺めなんて、べつに高いところに登らなくたってみれんだぜ」って言ってたし。

で、楽曲『CHE.R.RY』に話は戻る。イントロのエレキ・ギターって本人のアイディアなのかな?組んでいるアレンジャーか?そこはちょっと分からんのだけど、少なくともストリングス・アレンジなんかはYUIが一人でストリート・ミュージシャンをやっていたりアマチュア・バンドで活動していたら出て来なかったものだと思う。そこら辺はメジャーでやってるアドバンテージで、85ぐらいの春っぽさが120になってリスナーに届いた気がする。この俺に届くぐらいだから。

ここで重要な告白をすると、俺は音楽を聴くにあたって女性ヴォーカルというのをほとんど欲しない。まず俺の音楽志向は中心に男性ヴォーカルのロックってのがドスっとある。そんでもってロックにしてもポップスにしても、女性ものを聴くのは、実は割合としてけっこう低い。音源の所有率もそれなりで男女比は男に偏っている。身体の芯にあって、どちらかというとタイムレスな存在なのが男性もののロック。女性ヴォーカルは、どちらかというと記憶の中ある風景とか、記憶を引っ張り出すときの鍵として欲し、聴くことが多い。流れる時間やノスタルジックな感情とリンクしていることが多い。ユーミンにしてもプリプリにしてもマイラバにしてもそう。もちろんどちらか100%ではないので逆の場合もあるけど。そして重要な告白で男ロックを欲するといってもホモではないよ。あと男性、女性の歌ときて、そんじゃインストはどうなんだ?まあいいか。

この件に関してYUIも例外ではない。前々から常に聴いていたのではなく、春を迎えるにあたって聴きたくなったのだ。今になってベスト・アルバムを借りたぐらいだから分かるって?そうだよね。そうだよねったらそうだよね。『CHE.R.RY』を聴いて思い出すのは、シングルがリリースされた2007年春の記憶。もうこの頃はCD屋人生後期のスパン。カクカクシカジカでノイローゼ寸前の最悪な時期に差し掛かっていたと思う。そんな時期の数少ない、良い思いでがYUIの『CHE.R.RY』だ。このシングルは一時店頭分が売り切れるほどの動きだったんだよ。商品切らすのはまずいから、俺と同期で入った中で、ただ一人生き残っていた他店の店長に「余裕あったらちょっと分けてくんない?」と電話で頼んだら、「ごめんこっちも余裕があるというほどないなあ」と、NGだったんだよ。ん?CD分けてもらえなかったのにいい思い出か?そうじゃなくてなんか、『CHE.R.RY』を聴くとコートの季節から春風が吹いて空気が変わる、あの感触を思い出すんだよなあ。皮膚に感じたあの気温、あの日差し。

って話でした!

今日は帰りが早くて、ご無沙汰だったリアル店舗のツタヤに寄ってCD借りたことから、よくここまで話膨らませたな。

そんなところだ!あでゅ!

ORANGE GARDEN POP【初回生産限定盤】ORANGE GARDEN POP【初回生産限定盤】

(2012/12/05)

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