ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

となりのバナナ

ジューダス・プリースト / 背徳の掟 (1984)

Judas Priest / Defenders of the Faith

 

この、抜群の完成度を誇るアルバムにおいて、オールドスクールヘヴィ・メタルはひとつの完成形を示し、ひとつ、時代の区切りをみることとなった!

…ってことでいいのかな?次作の『ターボ』では「ん~、次はどうすっぺぇ?」とギター・シンセを多用し、物議を醸したわけで。

中学校の同級生でイーノというヤツは、本作のオープニング・ナンバー『フリーホイール・バーニング』を聴いているとき、「なんでこの歌はボン・ジョヴィのことを歌ってるんだ?」と言った。Bメロ出だしの「Born To Lead♪」が「ボ~ンジョ~ヴィ~♪」に聴こえるということで、それはつまらない冗談を言っているのかと思っていたが、ヤツの眼は冗談を言っている眼ではなかった。ホントにそう思っていたっぽい。俺は、「北関東の小さな町に住んで『投稿写真』を毎月購読し、テレビドラマ『スクールウォーズ』がヒットしたら来年高校に上がってラグビー部に入る予定の中学生はやっぱバカだなあ」と思った。

俺は勉強が出来なくてもさすがに『フリーホイール・バーニング』をボン・ジョヴィの歌とは思わなかった。そして『投稿写真』なんか買っていなかった。…『投稿写真』を買っていない。それはべつにカッコつけて言ってるのではなく、俺は俺で版型が同じ『Dunk』、『BOMB!』を買っていた。そこでヤツとは持ちつ持たれつの関係が出来上がっていたのである。

ジューダス・プリーストの名作についてほとんど何も書いていないな。そんな記事でも書いて後悔はしていない。

Defenders of the FaithDefenders of the Faith

(2010/10/12)

Judas Priest

商品詳細を見る