ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

コップの中の木漏れ日

R&R BLOODS / Like a Slave Of Generation

これは、ヴォーカルがウエダくんで、ベースがタケイくん、ドラムがシイハラさんって編成のときに作った。と、思う。1995年だったかな?はじめはもう少しテンポが遅かったんだ。で、後からもっと遅くなって。なんだか、演奏がなんとなーく垂れ流されてる感じがしたので、テンポ落とせば音のひとつひとつに意味が出て互いに噛みあうかなーと思ったら、ただ単に遅くなっただけだった!元々は90年代のジャパニーズ・ロック的なリズム、テンポだったのを、R.E.M.のアルバム『モンスター』とか聴いて、「これくらい遅くてもいいんじゃないか?」とやってみたんだけど。全然ダメだった。

ベースがタケイくんからハギワラくんになって、ドラムがシイハラさんからシンになって、ウエダくんが抜けて、残った3人でリズム練習とかやってる時期を経て、これはヴォーカルでジョウが入ってからのテイク。テンポが、作曲時の構想よりもかなり速くなった。でもドラムがシンなので安定してるし、弦楽器隊もそれにつられていろいろ考えながらやるようになって。だから!ドラムが上手い人になっただけで俺がこの曲に対して感じてた悩みは全部解消しちゃったんだよ。まあ言われるがままに、スタジオでの演奏にクリック流したり、メロディのない、カッティングつうかブラッシングだけで何分も「カッカッ!」とか、付き合ってやってたってこともあるんだけど。それで自分は上達したとも思わないんだけど、前のとは全く違う。とにかくもう、1人上手い人が入ったってだけで多くのことが変わっちゃったんだ。今までの活動って何なの?って。シンが良かったのは、「このバンド、下手だから入るの止める」ってんじゃなくて、「一緒に問題意識を持って練習しよう!」って言ってくれたところ。俺とハギワラくんには。でもヴォーカルはジョウが見つかるま数カ月、探すハメに…