ストーン・テンプル・パイロッツ / パープル (1994)
Stone Temple Pilots / Purple
あああっっっ!!!!!!!!!!!!
これって『ヴァソリン(Vasoline)』 が1曲目じゃなかったのか!!!
…と、いきなり言われても何のこっちゃでありますね。
このアルバムがリリースされたのは1994年。当時アルバイトしていたCDショップで一日何回も何回も何回も聴いていたので、買いそびれたままだったのを、今回レンタルしてみたのであった。、『ヴァソリン』はベスト盤だと1曲目ということもあり、それがオリジナル・アルバムでもオープニング・ナンバーだと記憶のすり替えが起こっていた。1曲目は『ミートプロウ(Meatplow)』 かよ。すっかり忘れていた。
今回、超超超久しぶりにちゃんとアルバムの曲順で聴いてみたら、やはりトータルで凄くクオリティが高い。まさに捨て曲がない。ベスト盤の選曲に漏れたナンバーも全てカッコいい。1996年に出た次のアルバム、『ヴァチカン(Tiny Music... Songs from the Vatican Giftshop)』だと、メンバーのドラッグ問題やら不仲もあって、トーン・ダウンしちゃうんだよね。元々のポテンシャルがあるからムチャクチャ酷いというわけではないんだけど、このアルバムと比べたら差は明らか。
で、このアルバム、当時働いていた店で、今では考えられないようなイニシャル枚数で入荷して…いい時代だったなあ。いや、“今では考えられない”っつうか、当時としても予算管理がずいぶんとザルだったからかも。どちらにしてもいい時代だったなあ。遠い目しちゃうなあ。
1994年というと、カート・コバーンが死んだ年で、俺がCDショップで働き始めたのはその少し後。その頃に出たアルバムっていうと…
Betty
(1994/06/21) Helmet |
Suicidal for Life
(1994/06/14) Suicidal Tendencies |
State of the World Address
(1994/05/25) Biohazard |
なんか、ここら辺のアイテムは店で何回も聴いていたから、ジャケット見ただけで当時の空気を思い出しちゃうなあ。
おっと、また普遍性のない個人的な想い出かつ、前を見ない後ろ向きなことを書いちまったぜ。しかもアルバムの内容について「カッコいい」しか書いてない。でもそんなのお構いなしさ。わざとそうやって書いてんだから。後ろ向きが売りなのさ。
あと、ついつい想い出は美化してしまうけど、そのCDショップにはオープニング・スタッフとして入ったので、建物自体がオープン前の開店準備期間、まだ搬入用エレベーターが使えないときに非常階段を使って大量の商品をバケツリレーのような方式で店のある4階まで運んだのは死ぬほど辛かった。マジで。
Stone Temple Pilots - Purple
(1994/07/12) Stone Temple Pilots |