Stone Temple Pilots / Stone Temple Pilots (2018)
新譜だ…STPの新譜が出るなんて。
タイトルが前作と同じだよ。ややこしいけど。
スコット・ウェイランドも、チェスター・ベニントンも、シンガーが2人も死んでしまって…いやでもややこしいのが、どちらもバンド脱退後に死んでるから、正確には元メンバーなんだな。しかもスコットは追放だかんね。
で、新譜聴いた。フツーにカッコいい!人が死んでお悔やみ票でも再始動のご祝儀でもなくカッコいい。新しいシンガー、ジェフ・グートは声がスコットに似ている。STPって、特に1stから3rdまではアルバム毎にけっこうスコットが歌い方っつうか声色変えてるんだよね。だからもし俺が、スコット死んだってことを知らずに何気なく聴いたら違う人って気付かないかも。サザエさん界でいうと、波平の声が故・永井一郎から茶風林になった感じか。ガンダム界だと、故・鈴置洋孝から成田剣に…あ、でもガンダムはデギン公王も永井氏が初代でその後交代してるから…またややこしくなるけど、まあそれはいいとして、一度成功したバンドのシンガーが代わって、そこでまた成功する例、好評を得られなかった例、声質が似てた例、違うタイプが入る等々、いろいろあって、今回のジェフ・グートは前任者と似てると思って、そんでこのアルバムを聴く限り好感触。あとはその、問題行動はありつつカリスマ性も多大だったスコットの存在感にどう肉薄するかっていう、そこは今後を見守るといったところか。
あとねえ!カリスマ・シンガーが死んでもここまで出来るSTPは、楽器チームが凄いんだよねこれ!どの曲もフックが効いてるしアレンジがいちいち小気味良くハマってる。それは昔からで、スコットのカリスマ性をディレオ兄弟とエリックの楽器チームのスキルが支えてるのが良かったんだよね。今後はそのマジックがどう機能するのか。