ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ラヤダー街へ行く

GWINKO / YESTERDAY TODAY FOREVER (1987)

さて昨日秋葉原ブックオフ、250円コーナーで発見。ここで会ったが百年目とばかりに発作的購入をしたGWINKOである。

その存在は記憶に焼きついていたし、ダンスとR&Bと…といった全体的なイメージも覚えていたが、個々の曲はどんなだったかはすっかり忘れていた。ましてやアルバム収録の曲となるとまったく分からない。

早速聴いてみましょう。

と、その前にクレジットを見ると、プロデューサーはFENCE OF DEFENSE西村麻聡だ。もちろんベースも弾いている。ちなみに、このアルバムの発売は1987年。同じ年にFENCE OF DEFENSEがデビュー。

大部分の作曲を西村麻聡が担当しており、一部に佐藤健、作詞では秋元康の名前も登場する。それと、各曲の楽器ソロ・パートで著名なミュージシャンたちがスポット参戦している。キーボード・ソロで小室哲哉も参加していた。これは西村麻聡TM NETWORKのサポートをやっていた繋がりだね。

さてはて、今度こそ聴いてみましょう。

冒頭の表題曲、ブラスの効いたハイパー・ダンス・チューン『YESTERDAY TODAY FOREVER』からトバして!…ん?なんかすげー荒削りな気もする。良く言えば、本当に踊りながら歌っているみたいな。続く、メロウな『MILKY-WAYは君につづいて』では、まったく別人のような歌い方だったり。

当時、とにかく「本格派、本格派!!」って売り出しだったように記憶しているんだけど、曲のハードルがどれも高いんだよね。なので、高音部とか、リズムに対する言葉の座りとか、このデビュー・アルバムでは未完成な部分もあり…ってそりゃそうだ1973年生まれだと、1987年は14歳じゃん!そう考えると、後に同じ沖縄から登場する刺客、アクターズスクールの後輩、SPEEDの安定感って、まさに恐るべき小中学生つう感じですね!

プロデューサーは違うけど、「ダンスと本格派ヴォーカル」といったコンセプトとか、曲調もかなり近いし、アクターズスクール出身の歌手は第一号のGWINKOが基礎を作って’90年代のSPEEDへと、正統進化してるっつうのをあらためて実感したのであった。

YESTERDAY TODAY FOREVERYESTERDAY TODAY FOREVER

(1987/09/21)

GWINKO

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