DIAMOND YUKAI / Niina (2010)
愛娘の名前をアルバムタイトルに、そしてジャケットのデザインでも分かるように子供が誕生した喜びを表現した、とてもパーソナルな6曲入りミニ・アルバム。
…って書こうとしてたんだけど、クレジットを見るとユカイが作詞、作曲しているのは2曲だった(1曲、作詞が“P.DIAMOND”という名義なのがある)。
まあ、他の人が書いていても、スローな曲が大半を占めることもあって、手触りしとては等身大の姿を描いた味のある作品って感じかなあ。
自作曲でロック・ナンバーのM2、『BABEなタケシ』は「何故野球?タケシ??」と思ったら、プロ野球の楽天ゴールデンイーグルス、山崎武司選手の登場ソングだったよ。
もうひとつの自作曲、『新しい菜の花が咲く頃に』はもうストレートに子供誕生の喜びを歌った曲。カワイイ初恋の歌、死んだ親父の歌、女優との大恋愛の歌など、人生の節目節目で大きなエピソードを投影した歌を作ってきたユカイの曲に、とうとう子供の歌が加わった。
順番が前後するが、オープニング曲『おかえり』は甲斐よしひろ作詞作曲。これがけっこう含蓄のある言葉で家族を持つ男の生活感、味が出ていて、いい枯れ方をしているのだ。このまま完全に枯れちゃ困る気もするけど、年齢や人生と向き合うには、こういった一面を引き出すのもアリかなとか思ったり思わなかったりするんだが、どうでしょう。
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