ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

およしになってねTEACHER

オアシス / ドゥ・ユー・ノウ・ホワット・アイ・ミーン (1997)

Oasis / Do'You Know What I Mean?

オアシスの3rdアルバム『ビィ・ヒア・ナウ(Be Here Now)』は、“ブリット・ポップを終わらせたアルバム”なんて評価があったり、ノエル自身も否定的なコメントを言ったりしているという、散々な位置付けの作品で、まあ自分も死ぬほど聴いた1st、2ndに比べると発売日に買ったにもかかわらずその日に一度聴いたらテンションがガタ落ちして、その後ほとんど聴いてないんですが、先行シングル『ドゥ・ユー・ノウ・ホワット・アイ・ミーン(D'You Know What I Mean?)』は、アルバム発売までの期待を膨らませるに十分な内容だったと思います(この頃はオアシスとかレディオヘッドとか、よく洋楽をシングルまで追ってたな!)。

スロー・テンポでグッと重心を落としたリズム、キャッチーだけど媚びないぜという感じのメロディー、頂点を見た者が発する含蓄のある歌詞、迫るウォール・オブ・サウンド・・・

シングルなのに7分以上もあるし、PVではノエルがフライングV弾いてるし・・・ウォーー!最高!

まさに王者の貫禄。

「こりゃ超弩級スケールのニュー・アルバムが出るぜ!」とワクワクして待っていました。

しかし、アルバムが出てみると、この『ドゥ・ユー・ノウ・ホワット・アイ・ミーン 』の他にもやたら長尺の曲が多く(プログレならいいけどロックンロールだと辛い)、ウォール・オブ・サウンドもお腹いっぱいで胃にもたれる感じになってしまい、多くのリスナーを青ざめさせる結果となってしまいました。

そして、吹き荒れたブリット・ポップ・ムーヴメントは収束し、オアシスはアルバムを作る度に「最初の2枚と比べてどうなのか?」とゆう評価と戦い続けることとなりました。

あ、あとシングルにはデヴィッド・ボウイ『ヒーローズ(Heroes)』のカヴァーも収録されてます。

Do'You Know What I Mean?