ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

『シン・ウルトラマン』を観た!

『シン・ウルトラマン』を観た!昨日レイトショーで観た!仕事から一度帰宅して、また電車に乗って観に行った。

 

ウルトラマンを映画館で観るのって何年ぶりかな?昔、観たのは登場怪獣の記憶から『長篇怪獣映画ウルトラマン』だと思うんだけど、1967年公開だとまだ俺は生まれてないんだよ。リバイバル上映とかあったのかな?次の『実相寺昭雄監督作品ウルトラマン』は1979年だから、それだと遅いんだよな。出てる怪獣も違うし。まあどっちにしても40年以上経ってる。

 

さて、ガンダムと違って庵野秀明作品はネタバレに気を使てて書かなきゃいけないな。

う~ん、今回の映画単体でも楽しめるけど、オリジナルの初代ウルトラマンを観てたらもっと深掘りして楽しめるし、どっちかっていうとウルトラマンより、『シン・ゴジラ』を観て、類似性と、類似しているからこその相違点を楽しめるかなあ。『シン・ウルトラマン』を観る人はほとんど『シン・ゴジラ』も観てるか。

『シン・ウルトラマン』と『シン・ゴジラ』の世界観は(たぶん)直接関係ないんだけど、怪獣・禍威獣に対する日本政府の動きの手際とか、違いが面白い。

 

面白い……といえば、映画館内に随所で笑いを起こす個々のギャグもさることながら、トーンとして未知の巨大生命体が地球上で格闘すること自体、このこと自体がギャグなんじゃないかってくらいの空気も流れてる感じもしたな。SF映画ならではの超常現象を一応すべてそれっぽい科学用語で説明しようとしてるのがギャグっていうか、それを必要としてる世界がスクリーンの中で展開してること自体がギャグなんじゃないかって。

 

あー、あと、ウルトラマンに変身する主人公、神永新二を演じる斎藤工は現在40歳なのね。1966年の『ウルトラマン』放映当時、ハヤタ隊員は設定上25歳、演じた黒部進は27歳なの。40歳つったら、小林昭二が役の上でも実年齢でも36歳だから、それより4つも年上なの!『ウルトラマン』放映時は俺生まれてないから再放送を小学生で観たとして、その目線だとハヤタは青年、ムラマツキャップはおじさんなんだよね。今の自分の感覚だと斎藤工って青年なんだよ。それがキャップより年上って……

最近のでもテレビシリーズでは主人公を20代がやってるから、『シン・ウルトラマン』はそれらとは完全に一線を画して子供が観るってのはあまり想定してないんだろうな。主人公(の演者が)が40歳って、映画を小学生が観るとしたらお父さんより年上になるからな。

ウルトラマンの科特隊にあたる禍特対って、早見あかり以外30代以上なんだよね。各省庁からの出向メンバーで構成って感じで、科特隊と違って戦闘より頭脳労働だからそこの年齢構成は理にかなってるのか。

 

最後に、今回は斎藤工が終始ポーカーフェイスなので、観てるうちになんか、ホントにウルトラマンの顔が斎藤工にダブって見えてきた。