ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

木暮 武彦 「富士山と太陽の下で」

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年末に届いた本読み終わった。

シャケが2010年から2013年にかけて、山梨日日新聞で連載してた子育てコラムの書籍化だ。連載から書籍化までかなり時間が経ってて、小学校低学年だった長男の青空くんはこの春、もう大学生になるんだと。

80年代にレッド・ウォーリアーズのヒストリー本はあったけど、個人で出す最初の本が子育てコラムとは!そういえばユカイも子育て本出してて、それ発行が2013年なので、2人とも、ほぼ同時期に子育てのこと書いてたんだな。

2010年代には子育てと向き合い、それを通して人生と向き合うこととなった2人。それを踏まえて、YouTubeに上がってる80年代のテレビ素材、インタビュー、コメントとか見るともうなんかとんでもないチンピラなんだよ!2人揃ってのコメント撮りなんかもうワルっぷりが凄いの。まさにバッドボーイズロック!

シャケって20代はロックンロールが人生の100%で、家にいるときも26インチのスリムジーンズ履いて、女性ファンからのプレゼントつったらいつもタバコだったり凄かったんだよな。

アメリカに行ってカジノ・ドライヴ結成して、その後ケネスが抜けて自分でヴォーカルとるようになったあたりから、ヒッピー文化とかアメリカの大自然とかリンクしだして、話のトーンも不良のロックって感じから哲学者みたいな感じで深くなってきたように思う。

そんでこのコラムの舞台は富士山のふもとで、真冬は気温が氷点下何℃とか、小学校全学年で生徒33人とかそういう世界で、シャケ独特の感性、哲学のある子育ての模様が描いてある。哲学があると同時に子育てを通してその時感じた気づきもいろいろ書いてあって面白かった。

そういえばカジノ・ドライヴが一夜限りの再結成して高円寺でライヴやったとき、俺は高円寺HIGHのフロアの最後方にいたら、開演前だったかな?青空くんが走り回ってたんだ。2014年だからコラム連載終了の翌年で、小学校4年生だったのか。