これ、Disc1のエンディングでレーベルクレジット見て初めて気付いた。リキッドルームでやった『SWINGIN’ DAZE』再現ライヴのCDはコロムビアからのリリースで、今回の映像ソフトは徳間から出てるんだ。今回もDisc1は『SWINGIN’ DAZE』再現だから、同じコンセプトのものがレーベルまたがって発売されるという。
俺はリキッドルームのライヴは行って、舞浜のは行かなかったんだよね。このライヴって、『SWINGIN’ DAZE』とGreatest Hitsの2部構成だから、リキッドルームと、東京国際フォーラムでやったライヴとの合体みたいな感じかな。それにしても、レッズってシャケが今年還暦になるのを筆頭に、みんな50代。本来1日でやるようなのを2部構成でやるとか、とか1日2回公演とか、ハードだな…
んで、Disc1『SWINGIN’ DAZE』再現の方は、俺が観たリキッドルームとは…ユカイの顔が違った!顔の半分白塗りで、その半分て去年話題になってた映画『ジョーカー』風のメイクになってる。「この世で善とされる、悪とされているものとは何ぞや?」みたいな共通のテーマを見出したんだろか?って俺、『ジョーカー』観てないんだけど。
ライヴハウス公演のリキッドルームは、怪しい見世物小屋みたいだったのに対し、ホールならではの…っていうか、舞浜アンフィシアターって、渋公とかと違ってせり出したステージも客席も半円形になってんのね。コロシアムっぽくって、アルバムの雰囲気に合ってんのね。
内容に関しては、リキッドルームで観たときとCD聴いたときで書き尽くした感があるので、会場違えどだいたいその通り。エンディングに、1989年のレコーディング渡英時のスライドショーが流れて、それがすげー良かった。1989年てレッズ解散で、活動の3年ちょっとを振り返るときだったのが、また何十年も経ってそれすらも遠い思い出になったんだなあ。
Disc2は、ユカイが素顔に戻って定番曲で埋め尽くされた構成。『WILD CHERRY』や『バラとワイン』なんかは、ホントにドラムのJOE色が出てる。JOEが叩いてるのが商品化って初めてだよね?
アルバム『7th』で活動中止してからは、集まってライヴをやること自体がトピックで、その後復活宣言があってグレイテスト・ヒッツ的なライヴをやり、80年代リリースのうち、1枚だけ独特な位置にあった『SWINGIN’ DAZE』の再現・再考が、これで完結。さて、もう同じことは出来ないと思うので、この先はどんな展開が?