ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

Manchmal

自治会長日記はボビーとの雲行きが怪しくなってきたところまで書いた。

世の中ってのは、エピソードが面白くなるように動くもので、近所で一番口うるさいオバサンが、ボビーの近くに住んでいる。オバサンから俺に、「郵便ポストや玄関先に、ちゃんと名前を出させろ」って苦情が入った。「近所同士で誰が住んでるのかも分からないなんて良くない!」って。

「んなもん自分で注意しろよ!」とは言わないで、まあ名前の掲示はやんわりと促して出させるように仕向けようと、ボビー宅を訪ねた。やんわりとと思って呼吸を整えたところに、出てきたボビーはいきなり切れた!「イマダストコロダヨー!ワカッテルヨー!!!!!」ななななんだ?まだ俺、何も言ってないんだけど。彼の言ってる出すってのは、ネームプレートじゃなくて自動車のことだった。たまたま、以前ひと悶着あった、外来者用駐車場に車を停めていたらしく、そのことをまた注意しに来たと勘違いしたらしい。5秒ほどで事情を理解した俺は、「クルマじゃないよー!クルマもダメだけど今日は違うよー」と説明。「ジャアナニ?ナニ?」「ポストに、ネームプレート、出してくんない?みんな、ネーム、分からない」「ヤダヨ!ダシテナイヒト!イルヨ!モット、イルヨ!」

駐車場の注意と勘違いして、いきなりキレられたのを軌道修正したら、修正した方にも火種があった。当初は一応の友好関係を築いたと思っていたボビーと、一気に緊張状態に突入したのである!

その後、さらにまったく違う展開が待っているのだが、それはまた後で。