UP-BEAT / up-beat (1995)
UP-BEATかあ…
UP-BEATはねぇ、キャパ的には武道館までやってるにも関わらず、不遇といったらアレだけど、終始厳しい戦いを強いられたバンドって印象なんだよね、どうも。
バンドのメンバーが演奏をしていない1stアルバムとか、アイドルバンド的な売りだしとか、途中で5人から3人に減っちゃたとか。壁が多かった感じだなあ。
デビュー曲の『KISS... いきなり天国』って、あらためて聴くと、Aメロとサビのツンデレ感があって良い曲だなあ。と、思ったら、そうだ思い出した!作曲が大澤誉志幸じゃん。事務所だったかレコード会社だったか、大澤誉志幸のバンド版を作りだそうとしてたんだ。作詞が柴山俊之ってのはどこから出てきたんだろ??同郷福岡だから?
たしか、ソフト化されたライヴの映像で、リハーサルのときPAスタッフとのコミュニケーションが上手くいかず、リハ後に広石とかがキレてるシーンがあったと思うんだけど。初期のアイドルバンド的なイメージの反動であんなシーンが入ったのかな?逆にそれがどうも、痛々しい印象で俺の中に残っちゃって。
このベスト盤のDisc2、3人体制になってからは、5人組ビート・バンドって枠にとらわれないような幅広い表現になって、グラム・ロックもアメリカン・ロックも打ち込みもやってスケールアップしてるんだけどね。
テレビ番組の対談で、広石とレッド・ウォーリアーズのシャケが話してて、シャケのギター・カッティングを褒めた広石に対し、シャケは「広石は、髪型がいいよねぇ~」ってのがあって、あの会話は笑った。
で、結局UP-BEATに関しては何でしょう…レコード会社とかの大人なんて信じるなって気持ちになるなあ。
UP-BEAT
(1995/11/22) UP-BEAT |