デイヴィッド・リー・ロス / クレイジー・フロム・ザ・ヒート (1985)
David Lee Roth / Crazy From The Heat
これは4曲入りで15分足らずの、しかもカヴァーしか入ってないEPなんだけど内容は濃いんだよねえ。ハード・ロックでもなくて。エドガー・ウインターはそれっぽいところもあるけど、まあブルース・ロックか。ここに収録されている『イージー・ストリート』は都会的なブルース・ロックって感じかな。エドガー・ウインター本人が参加してんだよね(フツーのこと書いちゃった!)。
元曲がどれもハード・ロックじゃないし、カヴァーのアレンジもとくにハードになってないから、リリースされた1985年当時だと、俺はホントの良さを分かってなかったかもしんないけど、デイヴのキャラクターを見事に現した作品ではある。俺がまったく分かってなかったというと多分そうでもなくて、ヴァン・ヘイレンを脱退したデイヴが出した1stアルバム『イート・エム・アンド・スマイル』で一番のお気に入りは、フランク・シナトラのカヴァーなんだよ。ステーヴ・ヴァイとビリー・シーンを率いて、シナトラを歌っちゃうバカバカしさが最高じゃない。
![]() | Crazy from the Heat
(2012/02/07) |