ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

大人ジェリービーンズ

The Willard 30th Anniversary Live 3rd Act@Shibuya O-WEST

ウイラードのライヴ参戦のため、今朝私はいつもより一本早い電車に乗って出かけました。ライヴは夜なのに、朝の電車を一本早くとはいかに?それは朝、コンビニで弁当を買うためです。なぜ、コンビニ弁当を買うのか?と、いうと、いつも仕事に行くときは、自宅から弁当持参で行きます。今回は仕事終わりで渋谷のライヴ会場に乗り込むことにしたので、食べ終わって空とはいえ、弁当箱と水筒を持ち歩くのは避けたかったのです。たいしたことないといえばないのですが、少しでも荷物は省いてライヴに集中したいですよね。F1マシンが、ネジ一本、否そのネジも体積を削れるところまで削るというのと同じ理論です。私はライヴを100%楽しむために、いろいろ必死で考えました。「職場の最寄り駅前にセブンイレブンがある。ライヴ当日はそこで弁当を買って昼食としよう。飲み物は自宅にあるミネラルウォーターを持参すればコンビニで買うより割安だ。空の容器を職場に捨てて行けば、身軽じゃないか。私は誰にも縛られることなく、軽やかにステップを踏むことができる。重い荷物を下ろして、さあ今、旅立とう」そう思ったのでした。

もうひとつの懸念材料。暑いこの時期、私はかなりの量、汗をかきながら仕事をします。腰にはコルセットも巻いているので、もう蒸れ蒸れです。そんな、汗でドロドロの姿でライブに行くのはためらわれます。ライヴに行けば汗をかく、という話もありますが、それでもやはり不快です。荷物は増えてしまうけど、替えシャツは持っていくか、下半身はそのままでもいいか、と悩んでいましたが、これはなんともあっさり、当日は気温25℃にも満たない涼しさとなるという奇跡が起きて解決したのであります。

さて、職場を定時で飛び出した私は、早歩きで駅へと向かい、渋谷へと急ぎました。そんなに急がなくてもライヴには間に合いますが、今回私はライヴ会場のみで販売されるニュー・シングル『Pandora's』を購入するという使命も帯びています。先行予約チケットでの入場なので、CDの購入もまったく問題なし、心配することもありませんが、そこはあくまでSmartに、Coolに臨みたいので、余裕を持ったスケジューリングで動きます。Smartに、Coolに時間を使うため、ライヴ前の腹ごしらえ、夕食は道玄坂を登る途中にある“すき家”でとることにしました。メニューが豊富なすき家、しかしSmartに、Coolにキメるには、迷っている時間はありません。私は“デミバーグ定食”を注文し、いただきました。会計を済ませお釣りをもらい、さっと身を翻した私は、まるでひとつに繋がった振り付けのようにそのまま近くのファミリーマートに入り、100円の缶コーヒーとTポイントカードをレジに差し出し、携帯電話に入った電子マネーEdyで支払い済ませ、店先でグビと缶コーヒーを飲み干し、道玄坂を登りきってO-WESTにはせ参じました。

夜の帳が下りた渋谷の空に、ライトで照らされ浮かび上がるO-WESTの看板、店の前に到着するとDの販売会場が設営されていました。開演前の波は去ったようで、そこに人影はまばらでした。私はCD購入するために必要な今夜のチケットを財布から出し、美しい紫の空と、その空に羽ばたくカモメの写ったジャケットのCDを手にしました。

CDを購入したところで、まだ開演まで若干の時間がありました。私はそのまま会場入りはせずに、ヴィレッジ・ヴァンガードと“まんだらけ”を廻りました。まんだらけでは『1/100リアルタイプザク』に遭遇。もちろん、プレミアの盛り価格だったので、箱絵を拝むだけで購入には至りませんでした。

そうこうしているうちに、開演の時間が迫り、私は再びO-WESTへと向かいました。中に入ると既に沢山の人。場内にはジグジグ・スパトニックの、あのイカサマ臭い、イカした曲が流れていました。ドリンクのチケットを出してミネラルウォーターをもらい、入り口で配られている『Trick or Treat』に目を通すのもそこそこに、場内は暗転。『荒野の7人』のテーマ曲が鳴り響く中、内藤氏、大島氏、そして前回はヘルニアのために椅子に座ってのプレイだったKLANが今回は元気な姿で登場。続いて、赤いシャツを着たJUNがステージ中央に出ていつものように一礼。挨拶のセリフを発し、『Punx Sing A Gloria』でウイラードのライヴはスタートしたのである!!!!!

~長くなってきたので中略~

アンコールが終わり、客電が点灯。遠方からの参戦なのか、一部の客が退場し始める中、それでもまだ多くの客がアンコールを求めています。それに促されてバンドが登場。最後に『Stinky Vice』でアンコールに応え、今回のライヴを終えました。

私は、心地よい疲労感と若干の耳鳴りを抱えながら道玄坂を降り、地下鉄の駅に潜るのでありました。

ありがとう、お疲れ様、ウイラード。12月は30周年&アルバム発売ライヴだ!!

オリジナル・サウンドトラック「荒野の七人」オリジナル・サウンドトラック「荒野の七人」

(2004/12/22)

エルマー・バーンスタイン

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