グランド・ファンク・レイルロード / ライヴ・アルバム (1970)
Grand Funk Railroad / Live Album
猛暑の中、“べつに夏仕様じゃないけど自分が夏に聴きたくなる音楽(①②③)”と称してサイケデリック・ロックを中心に何枚か取り上げ、「冷房つけないで聴こうぜ!」とか言ったわりにすぐAORのCDをレンタルしてきてクーラーをガンガンに効かせた部屋でエアサプライとか聴きながらアーバンライフを楽しんでいたワケだが、そこでまた、もう一度読者を裏切るようにグランド・ファンク・レイルロード(以下GFR)だ!
おい、そこのお前、さっきつけた冷房の電源を落とせ!う~ん、暑苦しい!!むくつけき男たち!!
どうみてもカロリーが高そうだ!肉食ってるなって感じ!!米軍基地内で焼いてた肉を思い出すぜ…
胸毛もたくさん生えていそうだ!!スタジオ・ヴァージョンよりライヴの方が数倍暑苦しい!!10分以上の長尺な曲が4つも入っていて「これでもか、これでもか」とグリグリ攻め立ててくるし…
伝説となっている、“嵐の後楽園球場”を思い出すな…ウソだよ。オイラもっと下の世代だよ。
トリオからキーボードを加えた4人編成になり、バンド名を“グランド・ファンク”と変えてからも、1975年にライヴ・アルバムを出しているが、野獣度ではこちらの方が上。
ガシガシと繰り出される野性的なグルーヴは、真夏の夕立、雷を伴う豪雨のようだ。
ギターの音なんかファズでべっちゃりと潰れてるし。
しかーし、そんな力任せに見えるパフォーマンスの中で、マーク・ファーナーのギター・ピッキングは恐ろしく正確なのだ。
…おっと“以下GFR”とか書いておいてその後一度も“GFR”って使わなかったぜ。
ライヴ・アルバム
(2002/09/26) |