今日は小暮“Shake”武彦の生誕50周年ライヴが渋谷La,mamaで行われるわけだが・・・
諸々、事情があって行けません・・・(諸事情については1~2月あたりのエントリーを見てね)
今月はウイラードのライヴもあったけどあきらめた。AC/DCはなんとか行けると思う・・・多分。
自分が行けないライヴについて書くことほどぐやじいことはないが、シャケは一番好きなギタリストなのでスルーもなんだから、何か書こう。
今日のアニヴァーサリー・ライヴはシャケの活動にゆかりのあるゲストが多数登場するらしい。
出演予定の白浜久氏がベースを弾いていた頃のサイコデリシャスは見逃してしまったが、ARBでギターを弾いている姿は観た。
そして、カジノ・ドライヴの厚見玲衣、ケネス・アンドリュース。
オリヴィエとダレンはいないが、1stアルバム時のメンバーのうち3/5が集合。
ケネスとは長い空白期間を経て仲直りしたようでよかった。なんか感慨深いな。
とゆうわけで、今日はカジノの1stにしよう。
カジノ・ドライヴ / フィーヴァー・ヴィジョンズ (1992)
Casino Drive / Fever Visions
レッド・ウォーリアーズのラスト・アルバム『Swingin' Daze』から、何故かブルース・ハード・ロックっぽい音なったデモ的(?)ボツ・アルバム(政治的配慮で結局発売された)『Early L.A. Works』を挟んで、メンバーも固まり作られたカジノ・ドライヴのデビュー・アルバム『フィーヴァー・ヴィジョンズ(Fever Visions)』。
バンドのラスト・アルバムというタイミングで提示された新たな世界、『Swingin' Daze』のサイケでグリッターでポップな感覚と繋がる部分が大いにあった。
『Sister』をセルフ・カヴァーしているのも、レッズ後期と初期カジノの世界観がある程度地続きだったことを証明している。
それと、厚見さんの加入によって、ジェフ・ベックとヤン・ハマーのような楽器同士のバトル的な面白さも前面に出た。
そこへ、さらにプログレ色が加わっているんだな。
後にピンク・フロイドへの支持を強めていくシャケだけど、この頃のプログレ色はキング・クリムゾンやEL&Pに近い。
プログレといっても、シリアスには捉えないで「ここでフレーズがこうきちゃうけど、どうよ?」というような遊び心があった。
そしてヴォーカルのケネスは、声質や、道化を引き受けられるところなど、アリス・クーパーっぽいと感じた。
表情豊かで、ちょっとおどけているところもあり、この頃のカジノには、はまっていた。
アルバム発売後のツアーも、アブナイ見世物小屋のような感じみたいなライヴで、レッズ不在の時代にあって、おおむね好評を博した。ケネスも、スタジオ盤以上にシアトリカルなパフォーマンスで場を引っ張っていた。
しかし、シャケの方向性がより自分の内面、よりコアな表現に向かっていったので、ケネスは脱退して、シャケ自身がヴォーカルをとるようになった・・・とゆう感じだろうか。
2ndアルバム『エデンの裏口から』では、『フィーヴァー・ヴィジョンズ』にあったような「‘70年代ロックをパロディにして楽しんじゃおう」といった感覚やグリッターな部分が完全に払拭されて、シリアスで、精神世界と向き合うような作風に変化していた。
1stの頃は雑誌『音楽と人』でROLLYと対談とかもあって面白かったけど、その後の方向性では考えられない組み合わせだなあ。
・・・とゆうわけで、久しぶりにシャケとケネスが一緒にプレイするのも観たかったな~。
って、自分が行かないライヴについて書こうとしてもイマイチおもろい文章になりやせんね。
ワード検索でたまたま来た人、さ~せん!さ~せん!
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