ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

夏を待てない

グレイトフル・デッド / Infrared Roses (1991)

The Grateful Dead / Infrared Roses

ライヴにおけるインプロヴィゼーション・パートのみを集め、編集したこのアルバムは、デッドを聴く上で最初に選ぶべきモノではないが、その一方、ある意味彼らの本質、実験精神をよく捉えた作品だと思う。

そこに歌はないので、ポップスの体は成していない。

ギター、ドラム、ノイズ、ジャム・セッションなどがトリッピーに、そしてイマジネイティヴに展開していく。

このアルバム、できればスピーカーのL-Rを離して設置し、音に包まれるように聴くといいかもしれない。

部屋の照明は暗くし、蛍光灯の明かりとは別の色のモノがあると更に良し。

キャンドルの炎ではどうだろう?

違法、あるいは脱法的なブツなど使わなくても、脳内麻薬とイマジネーション、そして音があれば少し楽しくなる気がする。