ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

モスビー


映画「グミ・チョコレート・パイン」を新宿で観ました。
オーケンの大長編小説をナゴムの盟友、ケラ氏が(しかも主題歌が電気グルーヴ)どう撮るのか興味深々でしたが、80年代のダメ高校生の青春が大変良く描写されていました。
とくに、胸キュンな部分の描写が良かった。
モテない男子高校生の舞いあがり方とか、そうそうそうっ、わかるわかるって感じで。
そこは今回あまり期待していなかっただけに良かったし、原作だと最後の最後、オチとしてドンと突き放される感じで描かれていたので、映画版は甘酸っぱいままで、良かった。
物凄く斜に構えた感じだったらいやだなぁと思っていましたが、ドタバタが部分的に過剰でありつつも、まっとうな青春(回顧?)映画でした。

小説版では描かれていない、大人になった現在も描かれていて、賢三には小説版以上に共感してしまった。