ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

Crosstown Traffic

MSVジェネレーション ぼくたちのぼくたちによるぼくたちのための「ガンプラ革命」(2018)

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MSVの始まりから終わりまでリアルタイムで体験した者として興味深く読めた。

覚えてること、忘れてたこと、さらにメーカーや出版社の裏側の話とかは当時知る由もなかったからね。その3っつのすり合わせが出来てよかった。

所謂ノーマルのガンプラから始まって、MSVの最終が1984年12月のパーフェクトガンダムだから、俺は一応最後まで見届けたんだな。ただやっぱ最後の方って印象薄いけど。84年のラインナップだと、当時買ったやつないかも…

83年の熱さから、84年のネタ切れ感への変化が、リアルに書かれててヒリヒリしたね。

所謂ノーマルのガンプラから始まって、MSVまで追ったのって実はけっこうへヴィ・ユーザーなんだよね。周りの実感としては、映画3部作までは猫も杓子もガンプラなんだけど、MSVの、MS-〇〇の後にアルファベットが付くようになると話が合うのは友達の中でも少数精鋭になった感じがする。

MSVと並行して、『ガンダム』から『Zガンダム』までのリアルロボット路線アニメは観てて、MSVのネタ切れ、パワーダウンがありつつ、サンライズバンダイが切ったカード、切り札の『Z』を第一話だけ観てアニメとかプラモから離れたんだ。飽きたというよりは意識的に絶ったという意識の方が強い。出会いから数えて、年齢上がってるしね!同級生の中では最後まで残ってた方だけど、当時は卒業するものだったんだよね。ガンプラからファミコンに移るって話じゃなくて、エレキギターとかロックに移るってことで。半分、自然な変化の欲求だけど、半分意識的に絶った。当時まだウチにビデオデッキ無かったから、今みたいに気軽に予約録画で観られないし。必ず在宅して観るってのはもうなかったね。当時の心境としては。そこから10何年はこの世界とは離れていた。

『Z』以降もコンスタントに見続けた、ガンプラ作り続けた人はオタク道を進んだ人で、俺は『Z』の始まりと同時に終わったので、そこに至るMSVって思い出深いんだよね。