2015/8/29 原始神母 PINK FLOYD TRIPS 2015 @東京・キネマ倶楽部
と、いうわけで、原始神母のライヴは休憩を挟んで第二部。
ケネスがトラメガを使って無線の交信(?)を再現する1stアルバムのオープニング、『天の支配』から始まって、そこからは後期の…後期って言っていいのか?ロジャー在籍時の後半?『狂気』、『炎』、『ザ・ウォール』からのナンバーが並んだ。
曲順が…2日経ったら忘れた…けど、裕太郎さんがベースからエレキギターに持ち替えてシャケとのオクターブユニゾンやったりの『クレイジー・ダイヤモンド』とか、『炎』から新登場(と思う)『葉巻はいかが』とか、コーラス隊ミヲリ&レイナの超見せ場、『虚空のスキャット』とか。『イン・ザ・フレッシュ』は去年聴かなかったので、俺は初体験。そして今回、新たに解禁と煽りがあった"あの曲”は、皆さんの予想通り『コンフォタブリー・ナム』でした。
俺は叫んだ。
本家の、デヴィッド・ギルモア主導になってからの本家フロイドよろしく、ロジャー色の強い時期のフロイドの曲だけど演出はギルモア主導のフロイドよろしく…あのギターソロではミラーボールが回る。俺のいた立ち見スペースからだと2階席がせり出してるのでミラーボール自体は見えなくて、でもまあたぶん本家みたいにミラーボールが割れるギミックはなかったと思う。泣きのギターソロは素晴らしかった。
アンコール最後の最後、『ナイルの歌』まで、3時間の圧倒的ボリューム、圧巻のパフォーマンス。今年も満足の原始神母 だった。毎年毎年、客を満足させ、さらに驚かせるような進歩をということは、しまいには『狂気』の完全再現とかをやるしかなくなるのか?とか心配(?)してしまうが。すでに『狂気』からの曲はほとんどやってんだけどね。あとはホントに切れ間なく並べてやるとか。『アニマルズ』からはどうなるんだろうとか。贅沢な悩みは尽きない、プロフェッショナルによる本気の遊びを今回も堪能した。
終演後、開演前と同じように、本編でやらない『対』からの『ホワット・ドゥー・ユー・ウォント』がフロアに流れるのを聴きながら、会場を出た。東京の右っ側、鶯谷だから都内としてはウチから近くて良かったなと思ったら、3時間もやったので渋谷でライヴ観て帰るのと同じような時間にやっと帰宅したのであった。
シャケとはすぐに、さいたまスーパーアリーナのレッド・ウォーリアーズで再会予定。ソロのアコースティック作品が出て、Mtデリシャスのツアーも発表されてるし、駆け抜けてるなあ。