ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

カンサスからやってきた悪魔

青春18きっぷを使い東海道線根府川小田原と訪問した私は、さらに東へと向かい、茅ヶ崎駅で下車した。

 

鎌倉から、江ノ電を使って江ノ島まで、その間にあるいくつかの駅は訪問済みだが、東海道線に乗って茅ヶ崎というのは初である。北口から出て市役所へ行ってもしょうがないので、当然南口から海岸を目指す。

季節外れの海岸物語な季節に来た海岸には、人もまばらであった。遠くに江ノ島が見える。

烏帽子岩はあ、ふれた涙でかすんで見えたよピーナッツ。

波打ち際まで歩を進め、時おり迫ってくる大きめの波に後ずさりする。

後ずさりして、また前に出る。

前に出て、また後ずさりする…臆病な私。

茅ヶ崎の海岸では何が釣れるのだろうか。

海に出ているサーファーは2人だけだった。波が穏やかだったので波待ちの時間が長かった。

犬畜生も散歩をしていた。

ここへきて大変なことに気付いた、茅ヶ崎、サザンビーチまで来て、iPhoneの中にサザンを、サザンオールスターズを入れてくるのを忘れた。忘れたというかまったくそのことが頭になかった。茅ヶ崎に着いてから気付いた。パソコンの中には入ってるんだよ。でも思い浮かばなかった。iPhoneの中に、音楽はウイラードしか入っていなかった。何故かというと22日のライヴに備えてのことである。湘南でウイラードもないなと思ったが、カモメが主人公の『Pandora’s』なら海に合うなーと思い、聴きながら歩いた。なんかウイラードウイラードばっかり言ってるとウイラードしか聴かないみたいだけど他にも聴くんだよ俺は。サザンは入れるの忘れただけなんだよ。

この桑田佳祐似の人形は正式に桑田佳祐ということでいいのだろうか?

 

冬の浜辺で独り、流す涙も枯れた私はサザン通りを通って駅まで戻った。湘南スタイルですよ!って民家が多く困ってしまったが、あれはすべて張りぼてだと信じたい。エコでロハスな感じの地元民的な人々も、湘南の雰囲気をかもし出すためのエキストラだと思いたい。私は茅ヶ崎を後にし、東海道線湘南新宿ラインと乗りついで帰った。

青春18きっぷは、あと3日分残っている。