The Willard / 29th X'mas Raid@Shibuya O-West
あああーーーーーー!!!ウイラードのライヴに行くはずなのに、何故俺は秘宝館に!何故熱海に!!
そう、先日購入した“青春18きっぷ”。冬は使用可能期間が短い。後で何泊かする旅行に行くことを計画しているが、それだけでは使い切れないので、日帰りの旅をライヴがある日に無理矢理ねじ込んだのであった。
その旅は別項に書くとして…
熱海から東海道線、湘南新宿ラインを乗り継ぎ、私は日が暮れた、歳末の色濃くなった渋谷の街へと乗り込んだのであった。結構着こんでいるけど今夜は冷えるな。
やはり12月になってウイラードのライヴを観るため渋谷入りすると、「今年もそろそろ暮れるんだなあ」と思う。そんな感じで私は道玄坂を…
おっと、その前に食事だ。ライヴ前に何か食わなくては。いつもの“すき家”で『炭火とりマヨ丼』を喰らう。『サラダセット』で喰らう。
あれ?あれれ?
あああーーーーーーーーーーっ!
店員さん!『炭火とりマヨ丼』って、生卵付いてないの?
店員:「すいません。忘れてました」
がーーーーん!
後から運ばれてきた卵とともに丼を喰らい、私はO-westへと向かった。
つうかさあ、このライヴ・レポートっていったい…
O-westに到着。入り口でチケットを切り、ドリンクのチケットをもらう。そしてバッグの中身を見せ、カメラのチェックを受けるのだが…私のバッグには熱海で買ってきた『わさびおかか』が入っていた。来年、結成30周年を迎えるパンク・バンド、ウイラードのライヴに、『わさびおかか』を持ち込んでしまった。
会場内はすでに開演を待つ今晩の乗組員たちでごった返し、入り口で配られた “Trick or Treat”に目を通し、大音量でかかっているDJタイムのパンク・ロックを浴びていると、会場が暗転。SEとともにメンバーが登場。次いでJUNが歓声の中ステージ中央に進みクリスマスの挨拶と一礼。今年締めのライヴが始まった!
えーーーーっと、そんで…
朝から電車の小旅行をし、夕方まで熱海にいた私は、その夜、ウイラードのライヴを楽しんだ。師走の空気に浮き足立った夜の渋谷をウイラードの8ビートが切り裂いた。ウイラードが放つクリスマス・プレゼントには、両の手をホールド・アップするしかないね。
アンコール最後には、フロアの皆が指でVの字を作り、手の甲を前にして高く掲げ、今年最後のライヴを打ち上げたのであった。
来年は30周年だ。期待してるぜ!
…なんじゃこのライヴ・レポートは。大丈夫?じゃないよね?でもべつにいいよね。
グッド・イヴニング・ワンダフル・フィエンド (紙ジャケ/HQCD)
(2011/05/18) ウィラード |