ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ズンタカマーチ~人らしく生きよう~

ALFEE / THE RENAISSANCE (1984)

 

いやーこのアルバムを聴くと、中学二年の冬、クラス対抗ソフトボール大会の自主練習をするため、夜明け前から小学校のグラウンドに集まったのを思い出すなー。今は小学校のグラウンドって、中学生が勝手に入ったら怒られるんかな?とかいってまた、「お前の思い出なんか知らねーよ!」ってことを書いてしまったが、いいんだよ俺だってお前の思い出なんか知らねーよ!

ごめんなさい。ごめんなさい。ぶたないで!もうぶたないで!

その、中学二年生のときに手に入れた、ダビングのダビングぐらいのカセットテープしか持っていなかったので、今回初めてCDクオリティ(非リマスター)で聴いたALFEEの『THE RENAISSANCE』。これはまー、言わずもがなハード・ロックALFEEの極みですね。

『鋼鉄の巨人』は、ラウドネスの『Speed』もびっくりのスピード・メタルだし、『GATE OF HEAVEN』は、ラッシュもおったまげるプログレ・ハード組曲だぜ。

だいたいからしてだね、『星空のディスタンス』と『STARSHIP~光を求めて~』つう、ヒット・シングルが入っていることもあり、クオリティ的には隅から隅まで、イカ墨までかなりスキがない。ファン以外から見て、本当に捨て曲がないアルバムなんて、キャリアの中でそう何枚も出来ないよ。つうか『STARSHIP』って、『レンズマン』のテーマ曲じゃん。うわーどんなお話だか忘れちゃったけど。当時としては最先端のCGを導入したっつうのは覚えてる。『トロン』じゃないぜ?

ただ、そこで問題なのは、こうやってエレクトリック&ラウドな路線が充実して、タカミーのマーシャル・アンプが東京スカイツリーの高さぐらい積み上がると、坂崎のアコースティック・ギターがやっぱ掻き消されてしまうんだなあ。『鋼鉄の巨人』のブレイクでアコギが鳴るとか、当時は「取って付けたみたいだなー」とか思ってたんだよね。

で、このハードなアルバムの中で、フォーク・ナンバーの『NOBODY KNOWS ME』は、なんか夕暮れどきに駅から商店街を通って家まで帰るみたいでいいんだよこれが。

なんで、このアルバムとソフトボール大会なのかって、そりゃその時期にたまたま聴いてただけで、朝練までしたソフトボール大会はどうなったんだっけ?忘れた。このアルバムを聴くと、薄暗い空とキンと冷えた空気は思い出せるんだけど。

THE RENAISSANCETHE RENAISSANCE

(2009/03/18)

THE ALFEE

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