ザ・カルト / セレモニー (1991)
The Cult / Ceremony
え?「ザ・カルトと私」??
えーっと、1980年代、自分が10代で、リアルタイムに活躍していたヘヴィ・メタル勢を聴いているときも、1990年代、自分が20代になって昔のハード・ロックなどを遡り聴き漁った頃にも、どっちのアプローチからも縁がなく聴きそびれていたのである。もちろん存在は知っていたし各アルバムのジャケットも見覚えがある。
ニアミス要素としては、ガンズ・アンド・ローゼズのドラマー、マット・ソーラムが元カルトだったり、ヴォーカルのイアン・アシュベリーがジム・モリソンの代役として21世紀版ドアーズに参加したりとあったが、カルト自体はちゃんと聴いていなかった。 あ、ちなみにこのアルバムが出たときにはすでにマット・ソーラムはガンズ・アンド・ローゼズに参加していたので、カルトからは脱退している。
なーんでこの度、突然カルトを聴いたのかというと、それはブックオフの超安売りセールで1枚購入したからでありますね。
聴いてみたら、「これはハード・ロックのパロディか?」つうぐらいに限りなくハード・ロックであった。
ハード・ロックなんだけど、モトリー・クルーなどのように、ハード・ロックのハード・ロックたる要素がわかりやすく派手にディフォルメされていたり、キッスやAC/DCのようにハード・ロックであること自体をパロディ化して楽しませる要素はほとんどなく、生真面目にどこまでもハード・ロックなのだ。
だから日本と本国イギリスとで、ウケ格差が大きいのだと思う。
って、そうだよね?たぶん。違う?合ってる?大丈夫?日本でどれくらい聴かれてるの?オレ以外のクラス全員が聴いてたってことはないよね??
Ceremony
(1991/09/24) Cult |